現時点での、テレビ等の報道では、福島第1原発で懸命の封じ込め作業が行われている。東京電力、自衛隊、警視庁、消防等の人々がこの作業に携わっているとのことだ。なんとか最悪の事態を防ぎ止めてもらいたいと、祈る気持ちだ。考えたくないことだが、最悪の場合、東北南部から北関東にかけての広範な範囲で、人間が住むことができなくなるだろう。
東京電力に関して言えば、東電の原発の職員なのだから、東大、京大等の大学院卒クラスの優秀な連中の集まりだろう。ふだんは、下請けや孫請けの作業員に対しては、さぞかし上から目線で接しているものと思う。しかし、だからこそ彼らの中には、使命感を持った人間がいると思う。
私だったら、このような危険極まりない作業をやらされるのなら、会社に辞表を出して逃げ出す可能性も十分あると思う。他人のことより自分の命のほうが大事だ。
ある意味、私は彼らがうらやましい。自分の仕事に、使命感を持ち、プライドを持つことができるのはすばらしいことだ。たとえそれが危険をともなうことであっても。
ある意味、ゆがんだ見方だと思う。しかし、正直な私の感想だ。頑張ってほしい。なんとか、無事にこの事態を切り抜けてほしい。日本という国が存続するために。