震災について | 普通二種免許でGO

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私のような者が、今回の震災についてなにか書くことは、適切ではないと思う。私はテレビや新聞で報道されることしか情報を持たないし、災害や防災についての知識も全くない。

 しかし、なにも発言しないことも、いいことだとは思わないし、今感じていることを書きたいと思う。

 毎日、テレビに映し出される、被災地の惨状。最終的に死者が3万になるのか、4万になるのか想像もつかない。青森県から千葉県までの港湾施設は全滅に近いと思うし、建物、道路、橋梁、トンネル、線路等の被害も天文学的数字だと思う。

 神戸の震災の被害総額が10兆円と聞いたが、今回の震災のそれがいくらになるのか、当面は集計に取りかかることもできない状況だろう。仮に福島原発が、なんとか最悪の事態をまぬがれたとしても、日本の国家予算の何年分の資産が失われたことだろう。

 現在、被害地から遠く離れた私の街では、震災などなかったかのように、人々が暮らし、働き、遊んでいる。もちろん、街頭で募金に立っているひとたちもいる。近い将来私たちの街にも、ボディーブローのように震災の影響が出てくるだろう。不足するもの、手に入らなくなるもの、価格が高騰するもの等が出てくるだろうし、なにより国全体が疲弊することにより、経済、福祉等への影響は、甚大なものになるだろう。

 私たちは、これから、豊かでない日本、便利でない日本と向き合っていかなければならないだろう。震災前と震災後では日本が、違う国になってしまうことを受け入れていかなければならないだろう。

 私たち一人一人が、意見を持って立ち上がらなければいけない時期が、津波によって強引にもたらされた、ということだと思う。政治的にも、経済的にも。他人のせい、政府のせい、にしても何も進まない。すべては自分自身が受け止めないと。