一枚のレコード .351 | BEATNIK

BEATNIK

― for no one ―


東京は年末からず~~っと快晴続きである。

毎日青空なのは気分が良いが空気の乾燥が尋常ではない。


この乾燥続きに俺こと不気味なロンリーチャーミング独身オトコの心もカラダも、更には財布の中身もカラッカラに乾いている。


誰か…身も心も…ついでに財布の中身にも潤いと愛をくれないだろうか…。


それはさておき
…たくはないのだが


取り敢えずさておき…


これだけ乾燥しているとお肌の乾きにも悩まされるが、静電気にも非常に悩まされる。

心もカラダも乾燥しきっているせいか俺は電気の通りがすこぶるよろしい。

家のドアノブはもちろんポスト、車のドア、自販機、店のドア等々…

俺が何か触る物皆バチバチときやがる。


昨夜も自販機で缶コーヒーを買おうとして小銭を投入しようとした時にバチッ!っときやがって100円玉を自販機の下に落として行方不明にしてしまった。


ショックのあまり少し泣いた。


普段は用心しながら予め他の物で先に触れてから触るのだが、それでもバチバチきやがる。


先日など同僚と『モテないヤツとの間にこそ真の信頼関係が築ける』というどうでもいい議論で同意し握手した瞬間にバチッ!っときやがった。

以来、同僚との間にはジェリコの壁(*注)を隔てた緊張感ある信頼関係を築いている。

(*ジェリコの壁 / …確かエヴァンゲリオンで聞いた覚えが…)


近頃では常に静電(帯電)しているせいか髪の毛まで逆立つ始末である。


『バリ3だからよ。』

『パンクだぜ。』

『何処かから受信したようだ。』

…といった冗談すら薄ら寒い状態である。


今朝も同僚に逆立った髪の毛を見られて『また何処かから受信したのか?』と言われ呆れられた。



…スマン、同僚。


今朝の逆立ちは単なる寝グセだ…。



ともあれ乾燥真っ只中の静電気に悩まされる毎日…



心とカラダと財布の中に潤いと愛が欲しいものだ。


やっぱり結論はこうなるんだな、俺の場合。



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