映画(洋287)  グッドフェローズ 1990年作品 / ニューヨーク・マフィアの実態 | ビート・マンのブログ

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マフィアで生きることとは?

ノンフィクション小説が原作
 

原作:ニコラス・ピレッジ

監督:マーティン・スコセッシ

主演:レイ・リオッタ(ヘンリー

出演:ロバート・デ・ニーロ(ジェームズ)

  :ポール・ソルヴィノ(ポール・シセロ=組織のドン)

  :ジョー・ペシ(トミー

「タクシードライバー、レイジングブル、ケープフィアー」監督

 

 

 
本作「グッドフェローズ」は、ニューヨーク・マフィアの実情をノンフィクションで描く作品である。物語の中心はヘンリーで、彼の語りで進んで行く。ヘンリーは少年期からマフィアに関わり、そこから成りあがっていく過程を描いている。
 
物語はヘンリー、ジェームス、トミーが車のトランクに入れた死体(実はまだ生きていた)を運ぶシーンから始まり、この件が彼らの運命を変える出来事になる。そして物語をヘンリーの語りで、彼の少年時代から振り返り進んで行く(彼の考えに「搾取する側」の優越感が語られる)。
 
この3人は共謀し現金強奪を繰り返し富を増やすが、証拠隠滅に失敗した仲間を殺害、ここから出世頭と思われたトミーが他の組織から消された。
 
ボスから禁じられていた麻薬に手を付けたヘンリー。遂に警察捜査の標的となり、証拠隠滅のため麻薬をすべて破棄し無一文になる。
 
ボスから破門とされたヘンリーは組織から身を守るため、司法取引を検察と交わすことになる。このことで組織は壊滅となるが、ヘンリーはその後も身を守るため名を変え「搾取する側からされる側」へ身を落としていく。
 

監督のマーティン・スコセッシは「ミーン・ストーリー」「タクシー・ドライバー」「ニューヨーク・ニューヨーク」「レイジングブル」「ケープ・フィア-」「キング・オブ・コメディ」とこの時期のデ・ニーロを起用している。ジョー・ペシは「レイジングブル」も起用。

 

ノンフィクションが原作のため、エンターテインメント作品とは言えない。理不尽、人間感情などの人間臭さが好きな人にお薦めする作品です。

 
 
 
 
映画 グッドフェローズ 1990年公開(お薦め度★★★☆☆