突然!容疑者に?
逃亡サスペンス映画の草分け的作品
脚本:アーネスト・レーマン
監督:アルフレッド・ヒッチコック
主演:ケーリー・グラント(ロジャー)
出演:エヴァ・マリー・セイント(イヴ)
:ジェームズ・メイソン(フィリップ)
:レオ・G・キャロル(教授)
サスペンスの巨匠が描く逃亡作品
本作「北北西に進路を取れ/原題:North by NorthWest」は現在も利用される逃亡劇の古典的作品。無実の罪で犯人にされ、逃亡しながら真実を暴く物語である。ハリソン・フォード「逃亡者」、堺雅人「ゴールデンスランバー」もこの作品をオマージュしていると私は勝手に思っている。
目まぐるしく展開が変わるため、これで一件落着と思ってもまだ続く。この演出は「ターミネーター」も同様で、ジャンルを問わず映画製作に影響を与えていると感じている。
登場人物も主人公以外は「謎の存在」。それが徐々に観客に解明され、ラストはハッピーエンドなので、まさにエンターテインメント作品と言えます。
「キャプラン」と言う謎のスパイに間違えられたロジャー。「キャプラン」とは誰なのか?何故狙われるのか?真実を知るカギは逃亡中に出会った謎の女性イヴ。
完全なエンターテインメント作品ですので詳細は書きませんが、64年以上前の古典作品だが、現在でも十分に通用する内容なので、まだ観たことのない若い人で、サスペンス作品に興味がある人にお薦めします。
一般人が逃亡する際、変装したり、飛行機で銃撃されることはありませんよね。娯楽作品として十分に楽しめますので、安心して鑑賞してください。
映画 鳥 1959年公開(お薦め度★★★☆☆)