映画(洋165) IT(イット)2019年 / THE END それが見えたら終わり | ビート・マンのブログ

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前作より恐怖を増した

最新の映像&音響で大人でも・・・
 
原作:スティーヴン・キング
監督:アンディ・ムスキェティ
主演:ビル(大:ジェームス/少:ジェイデン)
主演:ベン(大:ジェイ/少:ジェレミー)
   :リッチー(大:ビル/少:フィン)
   :ベバリー(大:ジェシカ/少:ソフィア
   :スタンリー(大:アンディ/少:ワイアット)
   :マイク(大:イザイア/少:チョーズン)
   :エディ(大:ジェームズ/少:ジャック)
   :ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)
   (左が大人役/右が少年役)
キングの小説が映像化できる時代になったと実感しました。
 
1990年に映像化されTVで2回に分け放映された(前後編共に約90分強)。原作はスティーヴン・キングでホラー小説の第1人者、数多くの作品が映像化されている。
 
ホラー映画はSF作品に比べ興行収入は低い。例えば「アベンジャーズ3」が20億ドルに対して「IT」は3億ドルと桁が低く、過去の映像代表作「シャイニング」は9千万ドルと更に桁が下がる。つまり需要が少ないのがホラー映画の現状でもある。
 
この様に低予算で制作するホラー映画はB級作品が多く、子供騙しの映像になってしまう。1990年テレビで放映された「IT」も例外でなく、60年代の恐怖映画と変わりないチープな作品となっています。
 
このためスティーヴン・キングの恐怖を映画化するのは難しいのですが、2019年公開の本作は2017年の成功もあり最新の特撮を随所に使い、恐怖を引き出しています。
 
謎の存在(ペニーワイズ)が町の住民を27年周期で誘拐または虐殺。本作は前作の27年後を描いており、随所に少年時代にペニーワイズと戦ったシーンが織り込まれています。
 
少年達は既にこの町を離れており、ただ一人残ったマイクがペニーワイズの犯行を確認。少年時代の「謎の存在」が復活したら皆で再度戦おうの約束で仲間を招集する。
 
しかしスタンリーは召集電話が入る直前にペニーワイズの魔力で自ら命を絶ってしまう。マイクを除く5人は何故か当時の記憶が曖昧だったが、地元に戻り昔の友達と再会することで徐々に記憶を呼び戻していく。
 
今回の戦いでペニーワイズを倒さなければ、次回の対決は27年後になる。それを望む者もいるが、今回倒さなければ20年以内に魔力で全員が死ぬことが、ベバリーの「予知夢」で明らかとなっており、最後の決戦は避けて通れない事実となった。
 
果たして大人になった彼らは全員無事に戻れるのだろうか・・・
 
最新のCGを駆使した映像で恐怖は前作を上回っています。6人平等に過去の幻影シーンなどが流れるので、放映時間は169分と長めです。途中にトイレ休憩は必要かもしれませんが、飽きない流れですの時間は早く過ぎます。
 
前作(2017年版)を観ていない人は、2作まとめて鑑賞することをお薦め致します。週末の連休や盆休み等でじっくりと楽しんでください。
 
ホラー映画は詳細なストーリーを知らずに観た方が楽しめますので、興味があるがまだ観ていない人にはお薦めいたします。
 
映画 IT それが見えたら終わり 2019年公開(お薦め度★★★☆☆