KISS(洋楽) Rock and Roll Over /地獄のロック・ファイアー | ビート・マンのブログ

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Rock and Roll Over

1976年11月発売、6枚目のアルバム
 
Paul Stanly       :1952年1月20日生まれ
Gene Simmons  :1949年8月25日生まれ
Ace Frehley      :1951年4月27日生まれ
Peter Criss       :1945年12月20日生まれ
 
私が初めて買ったKISSのアルバム
 
他のバンドとの差別化で白塗りメイクで演奏したロックバンド、それがKISS。前作が大ヒットしメジャーの仲間入りを果たした。本作は前作よりシンプルなロックだが、初期3作とは完全に異なるクオリティの高さを出している。
 
前作から8ヶ月と今回は期間が短めだが、ライブを意識したアルバムは個人的には1番好きな作品である。本作は前作同様にヒットチャートを上昇し過去最高タイの11位を記録する。
 
日本初来日も確定し、本作発売後に首を長くして1977年を待ったファンは多数存在する(私も少年でしたが見に行きました)。
 
LP版A面
1曲目「いかすぜあの娘」
過去4作同様に1作目はポールの作品。静かなギターとポールの甘い声からすぐにサビに入る。サビの絶叫は出だしとのギャップを強調している。当時のプロモーションで「火柱」とポールが一直線上に並び、「I Want You」と叫んだ瞬間に火柱が上がり、ポールの姿が消える演出を少年だった私は「カッコイイ!!」と単純に興奮していた。
2曲目「燃える欲望」
ポールの作品。ポールらしい声を裏返す歌声のストレート・ロック。間奏のギターも印象的である。
3曲目「悪魔のドクター・ラヴ」
ジーンの作品。ライブでの定番曲とも言える曲で、間奏の歪んだギターが特徴的に使われている。
4曲目「熱きレディズ・ルーム」
ジーンの作品。彼の声にしては軽めな曲調に仕上げているが、ライブでは盛り上がる作品。
5曲目「激烈!ベイビー・ドライバー」
ピーターの作品。「ベス」ヒットで前作に続き彼の作品が収録された。
 
LP版B面
6曲目「愛の絶叫」
ジーンの作品。ジーンらしさが出てをり、首を振りながらサビを歌う彼のパフォーマンスは好きである。
7曲目「情炎!ミスター・スピード」
ポールの作品。ギターソロから始まる軽快なロック。曲とは関係ないが本作収録曲の日本タイトルがダサイ!「熱き」「激烈」「情炎」とかどうでもよく、そのままでは駄目だったのだろうか?
8曲目「悪夢の出来事」
ジーンの作品。出だしのドラムのたたき方が「ロックン・ロール・オールナイト」に雰囲気が似ている。初めて聞いた時はポールの作品だと思い込んでいた。
9曲目「ハードラック・ウーマン」
ポールの作品。アコースティック調のギターから始まりピーターがボーカルを担当している。「ベス」同様にシングルチャートを上昇し、グループ3番目の高いのチャート(15位)を記録したラブソング。ピーターのかすれた声がマッチした曲で私も好きです。
10曲目「果てしなきロック・ファイアー
ポールの作品。ポール、エースのギターリズムから始まるストレート・ロック。曲の雰囲気を和らげるアコースティク調のギター音の使い方が憎い。
 
本アルバムを個人的には「最高」と思っており、少年だった私が「ビートルズ」以外で購入した最初の外国人バンドの作品。来日後に初期3作品をまとめた企画作品「オリジナルズ」を中古で購入した(少年時代はお金が厳しいため)。1976年はKISS人気も頂点に到達し、栄光が続くと誰もが考えていたと思います。
 
 
時代を超え、ショップの店頭で新品を買うことが出来るアルバムはそれほどない。レンタルで借りるのも良いかもしれませんよ