KISS(洋楽) キッス /地獄からの使者 | ビート・マンのブログ

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KISS

1974年2月発売、1枚目のアルバム
 
Paul Stanly       :1952年1月20日生まれ
Gene Simmons  :1949年8月25日生まれ
Ace Frehley      :1951年4月27日生まれ
Peter Criss       :1945年12月20日生まれ
 
白塗りのハードロックバンドが産声をあげた記念すべき1作目
 
他のバンドとの差別化で白塗りメイクで演奏したロックバンド、それがKISS。今でこそ有名なこのバンドも初めは見向きもされないマイナーバンドでしかなかった。実際、1作目「キッス」はセールス的に失敗だが、ライヴ活動が実を結び徐々に売り上げを伸ばしていった。
 
サウンドは荒削りのストレートなロック。洗練されてはいないがライヴにとてもマッチするため、この頃の楽曲は現在の再メイク活動時期でも演奏されている。個人的には若い時に聞いた影響もあるが、かなり好きなアルバムでもある。
 
LP版A面
1曲目「ストラッター」
ドラムから始まる曲はギターのリズムが後から入りライヴを盛り上げる。ポールの軽快な歌声がまたストレートで気持ちが良い。
2曲目「ナッシング・トゥ・ルーズ」
ジーン・シモンズの楽曲でギターがフレーズを繰り返し演奏が始まる。ジーンのボーカルだが彼の曲としては軽快な曲である。
3曲目「ファイヤー・ハウス」
ポールのボーカルで初期のステージの目玉。理由は曲の最後にジーンの火吹きが待っているから。パフォーマンスが命の彼らには不可欠な曲となった。
4曲目「コールド・ジン」
エース・フレリーの曲だが、ボーカルはジーン・シモンズ。重みのある曲でジーンの声がマッチしている。
5曲目「レット・ミー・ノウ」
ポールの曲。彼らしい軽さのロック・ナンバーで、跳ねながら歌う姿を想像してしまう。曲のラストはヘッドバンギングするシーンがステージで見られる。
 
LP版B面
6曲目「キッシン・タイム」
カバー曲。ステージでは演奏されないのでアルバムで聞くしかありません。
7曲目「ジュース」
ジ-ンの曲でオープニング曲としてステージで演奏されることが多かった曲。ジーンらしさ前面に出て、オープニングから総立ちにさせる効果は満点である。エースのギターも目立つため、ファンにはたまらない作品である。
8曲目「キッスのテーマ」
インスト曲。何故アルバムに入れたかは分からない。しかしそれも良しとしよう。
9曲目「10万年の彼方」
ポール&ジーンの合作。ベースの重い音から始まる曲で、ピーターのリズムが素敵である。ステージではドラム・ソロに入る曲でもある。ボーカルはポールで、軽快さはなくシャウトする歌声を披露する。
10曲目「ブラック・ダイヤモンド
ポールの曲。イントロのボーカルはポールで、メインはピーターが歌う。ステージのラストに演奏され、ドラム・セットのせり上がりは見せ場の一つとして有名。
 
デビュー・アルバムからステージでのオープニングとラスト曲を使っており、セールス的には成功していないがキッスファンには思い入れのある1枚なのは間違いありません。
 
 
時代を超え、ショップの店頭で新品を買うことが出来るアルバムはそれほどない。レンタルで借りるのも良いかもしれませんよ