"おしゃべりな古典教室"のエンディング。
作品のあらましはあんま触れてなかったな。
本気でやろうとすれば、
これだけで半年番組組めてしまうだろうけど…。
かぐや姫というけれど、原題は竹取物語。
なので、主人公は竹取の翁。
高畑勲の"かぐや姫の物語"でEDに使われた曲。
映画の筋立てをこの物語の本質だと思ってしまうと
すごく危険。
高畑自身も言ってたが、竹取物語をベースにした創作でしかないから。
端的に物語をまとめれば、
子どもがおらず、貧しいけれど一生懸命働いていた爺さん夫婦を
月の世界から見ていた姫が哀れだと思い、
少しの間だけ、爺さん夫婦の元で役に立てたらと思って
地球に行きたいと願って来たと。
んで、金持ちになったから幸せじゃん?
まだなんか姫に用?ひょっとすると金のなる木にくらい思ってない?
姫の出張サービスも終了なんで迎えに来たわで、
撤収~ってこと。
それを翁視点の戒めで、
金持ちになっても欲を持たずコツコツやってりゃよかったんだよと。という
教訓を込めた作品。
求婚してくる男たちの話も、
そのテーマから派生したショートストーリーみたいな筋立て。
姫の罪に関しては、
月で不倫してたから地球に飛ばされたんだとか
色々説が立てられてるけど、
そんなこと物語のどこにも書いてないし、
当時を研究して~とか、
当時はこう解釈するのが一般的だったとかいっても、
推測でしかない。
要素は物語の中だけで完結している。
姫の罪は、
"竹取の夫婦を哀れだと思い、地球に来たこと"
でしかない。
地球に来てなければ、爺さんは堕落しなかったと。
んで、"かぐや姫"が主人公でもないから、
かぐや姫は竹から生まれて月へ帰っていったっていう
上っ面の物語でもないということ。
こども向けならそれでもいいのかもしれないが、
本質を知らないと、物語の価値に気づけないままだ。