ブランキー 左利きのBABY 発売時インタビュー | サッカリンの音楽と日常

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●この「左利きのBaby」「ロメオ」の2曲を初めて聞かせてもらったのは、6月に増刊ROCK IT!の取材をした後で飲みに行った時の、浅井君の車の中でした。

照井:(笑)そうなんだ?

浅井:あれから少し詞が変わったけど。

●この曲はどういう形で出来たの?

照井:普通に家でベースで作って、スタジオ、持ってって、、で、「これ演ろうか」って演って出来た。
アレンジとかデモテープとか作って無かったから、ベースラインに合わせて「こういう歌、、」とかさ。それぐらい。

●スタジオでベースを弾きながらメロディを聞かせるんだ?

照井:いや自分の中ではある程度のイメージとかは出来とるんだけど、
それを最初には出さずに、
まずはオケだけを演奏してみたりとかしてああだこうだ演るじゃん?
で、メロディはこういうのが良いんじゃない?とか。

●なるほど。アレンジ自体は3人で好き勝手やって決めたと。
で、録り方は、今回どんな風に?

浅井:あのう、、せーの!で。で歌だけ後で付けて。
ギターもちょっとかぶせたりしたけどね。

●聞かせてくれた時に「まだデモテープだし、もう一回ロンドン行って録り直す」とか言ってなかったっけ?

浅井:うん、あの後一週間ロンドン行って録ったりしたんだけど、、結局元のやつを使うことにした。

●てことはあのデモテープのまま?

浅井:うん。あれにギターとか入れたり、詞を直したり。

●ははあ、、じゃあロンドンで録った曲って、、資料に”土屋正巳プロデュース”って記してある3曲目の「Don’t Kiss~」だけなんだ?

照井:うん。だでもともとは土屋さんのプロデュースで、もう一度本チャンを録るって感じだったんだわ。

●じゃドラムもロンドンでは、デモテープとは全然違うものを叩いて?

中村:どうだったかなあ?、、、、うん、違ったかなスピード感とか。

●デモテープと比べると、ロンドンで録ったやつの仕上がりはどうだった?

中村:そんなにイキが、、良いか悪いかっていうと、良くなかった。

●で、デモテープの方がやっぱり勢いがあるから採用しよう、と?

中村:そうだね。

●なるほど。デモテープが2曲にロンドン録音が1曲か、贅沢なマキシシングルだなあ。

浅井:うん。でもまあ他にも曲はあったんだけど、、それはアルバムに取っとこうとか色んな意見があって、これが入ることになった。

●アルバム「LOVE FLASH FEVER」の時よりも、「左利き、、」と「ロメオ」の2曲は更に生々しいっていうか、、凄いことになってる。

浅井:これはそうだと思うよ。

●あのアルバムを作った経験がモノを言ったんでしょうかね。

浅井:うん。昔から持ってたもんだけど、、それをわざわざ加工せんでもいいってことに、ずいぶん前に気がついて。そのまま出そうって。

●歌は何回くらい歌いました?

浅井:歌は何回か歌ったけど、結局(採用したのは)一発目だね。

●ロメオも?

浅井:録ったのが2期に分かれてるから、、1番がずいぶん前で、2番が最近。
歌詞が変わったこともあるし。

●へえ。でもなんか「左利き」と「ロメオ」の2曲って、すごく近い空気感があるっていうか、、硬質じゃないんだけど、生でハードっていうか、、血が騒ぐ感じで、すげえ格好良い。

浅井:うん。

照井:うん、いいよ。スピードもあって、、潔いな。
デモがレコードになるっていうのは潔いじゃん?
こういう曲は、そういうのが命
じゃん?
すごいかしこまって演るんじゃなくて。

中村:あ~、、メジャーで発売出来て嬉しい(笑)うん、めでたい。

●デモの場合って本チャンのレコーディングと、使うトラック数違うの?

中村:一緒じゃない?

●じゃ録る前に「本チャンですよ~」と言うか言わないかの違いなんだ?

照井:くくくくく、、それでえらい違うんだよ。かしこまるんだよね思いっきり。
やっぱり、、スピード感やグルーヴは全然こっちの方がいい。

浅井:うん、デモの2曲は凄い良いと思う、、ていうか、たまたま良い演奏が録れた。
だで世の中に広まって欲しい。コマーシャルでやるから。人の耳に沢山入るし。

●ああ「ロメオ」は”BOBSON”(ジーンズ)のイメージソングなんだっけ?

ディレクター:BOBSONは9月位が集中オンエアになります。

B・PASS 1997