2022年の最多失策は、中野拓夢選手の18でした。



2023年の失策上位は、ヤクルト村上宗隆の22、佐藤輝明選手の20が、それを超えました。

 

2023年の中野拓夢選手は前年の半分の9でした。



中野拓夢選手は肩が弱いと言われてますが、昨年ショートの守備位置は一番深かったそうです。

 

 

とにかく、スタートは誰も真似できないほど、ビックリするくらい速く、足で肩の弱さを十分カバーしてました。

肩が弱くても、取ってから投げるのも素早いです。
 

 

失策は少ないに越したことは無いですが、ただ単純にエラーが多いから、守備がヘタとは言えないです。

 

 

そうであるなら、中野拓夢選手がWBCに選ばれることは無かったはずです。

 

 

今年は最多安打を競うほど、バッティングでも貢献していますが、昨年はバッティングより守備をかわれてWBCに選ばれたわけですから。

 

 

しかも、遊撃手として選ばれたわけですから、単純にその守備が優れていると認められたのです。

 

 

見方を変えると守備範囲が広いほど、エラーも多くなると言えます。

 

 

厳しい当たり、難しいゴロを追うのを無理をせずに安打にしてしまえば、エラーにはならないですが、チームとしては、けっして好ましくありません。

 

 

今年は中野拓夢選手がセカンドにコンバートされて成功したと思われがちですが、逆に木浪聖也選手がショートで出場できるようになって打撃でも活躍したため、相乗効果を生みました。



それに、セカンドは決して肩が弱くて良いわけでもなく、セカンドが肩が弱いと併殺が取れないので困るのですが、今年、タイガースは守備の最多併殺を達成してるわけですから、その考え(中野は肩が弱い)は誤っていたと言えます。

 



岡田監督の手腕は、結果として、中野拓夢選手にとっても、木浪聖也選手にとっても、そして阪神タイガースにとって、大成功でした。