卜部功也VSカリムベノーイ
ヨーロッパ軽量級最強と言われるベノーイ。イッツショータイムを初めとする、数々のメジャータイトルを手にしている。二年前には、フランスのリングで、卜部功也も判定で下している。ベノーイとしては、かつて格闘技界を席巻したK-1のタイトルは、何としても欲しいであろう。
卜部にしてみれば、まずはリベンジしなくてはならない相手であり、前回の日本トーナメントで苦杯を喫した大雅が、すでに準決勝進出を決めているだけに、負ける訳には行かない。
序盤から、パンチで攻め込む卜部。アンタッチャブルとあだ名されるほど、ディフェンスに定評のある卜部だが、トーナメント初戦は、いつになくアグレッシブだ。
ベノーイは、右に左にと構えをスイッチするが、活路を見出せない。
卜部はパンチを主体に左ミドルキックを織り交ぜる。前蹴りもベノーイの顎を捉え、ダメージを与える。
ベノーイは、ガード一面等ながら、ディフェンスが固く、有効打を許さない。最後まで、この展開が続き、試合は卜部の判定勝利。
アウェーでの試合は、ベノーイにものにされたが、今回は卜部の余裕の勝利と言ってよいだろう。