ICE~WAKE UP EVERYBODY~ | のぶりんのマガジンラック

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いつもは普通のサラリーマン。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。ひらめきと思いつきのグダグダブログ。良かったら立ち寄ってくださいませ。



ICEっていう音楽ユニットってご存じですか。

今からちょうど20年前デビューした男女2人を中心とした音楽集団。
ちょうどJ-WAVEやZIPFMなど各地で洋楽中心の音にこだわったFM放送が始まった頃でした。

わたしも既に洋楽にかぶれ、日本の音楽はフリッパーズギターを始めいわゆる渋谷系と呼ばれるものを好んで聴いていました。

そんな頃、愛車のFMからなにやら気になる音が・・・。

エフェクトのかかったギターからはじまり、ストリングスが加算され、カッコイイコーラスとティンパニを合図に畳み掛けるようにに重厚なリズムが重なる。
決め手はセクシーなボーカル。

「な・・・なんじゃこりゃあ!!Σ(▼□▼メ)」
まるでジーパン刑事のようなセリフが狭い車内にコダマしました。

それは「MOON CHILD」という曲。
早速買ったセカンドアルバム「WAVE UP EVERYBODY」。
一曲目から最後まで一気に持って行かれました。
来る音すべてがわたしのかゆいところのストライクゾーンど真ん中。

ロック、ファンク、フリーソウル、ボサノバ、テクノ、洋画BGM、ワールドミュージック・・・。
わたしの中のDNAに刻み込まれた音楽のおいしいエッセンスが非常に心地好く盛り込まれ、聴いている間わたしはまるで桃源郷をさまよっている気分でした。

それ以来オリジナルアルバムがでるたびワクワク。
聴くと「ううっ。そうくるか~」と、いい意味で期待を裏切る出来のよさ。

さらに私にとってライブらしいライブはICEが初めてだったのですが、いまだにあの素晴らしいパフォーマンスの数々は忘れられません。

残念ながらギター、プロデューサとしてまたボーカルの国岡真由美さんの私生活でもパートナーであった宮内和之さんは病気で亡くなってしまいました。
が、最後まで音楽に一切の妥協を許さない姿勢は名盤「RIGHT NOW!」を聴けば明らか。

哀しいことはない。こんな音楽に出会えた幸せ。
真由美さんも全てを乗り越え、また歌いはじめている!