連日深刻な状況の伝えられる福島第一原子力発電所で有名になった「建屋」。
その "たてや" という脆弱な名称からは原子炉を体裁良く覆うだけのプレハブ的な設備が想像される。
爆発でいとも簡単に吹き飛び、放射能の流出など防ぎようのない、ただのカバー。

ニュース映像で眺めるに建屋には無骨な印象を払拭するかのように、うろこ雲様の絵が描かれている。
今となっては 「原発は絶対に安全」という粉飾を補うための視覚的なまやかしであることがよけいに際立ってしまった。
あれを眺めるといつも思いだされるのが「ジョン・レノン・アンソロジー」というジョン・レノンのBOXセット。
青い筐体と上部に漂う雲。
もちろんデザイン・コンセプトは小野洋子氏の提案によるものだろう。
彼女は1960年代から雲、白、青というミニマムなモチーフを展開してきた。
ジョンのアルバム「平和の祈りをこめて?ライヴ・ピース・イン・トロント」 「イマジン」にはよく似たちぎれ雲が飛翔し、「イマジン」のプロモーション・ビデオは白いモチーフで統一されている。
ビートルズの「ホワイト・アルバム」のシンプルな白ジャケットをデザインしたのはリチャード・ハミルトンだが、当時ビートルズと出会ったばかりのヨーコ氏の様式と微妙にシンクロしている。
例えばポールとハミルトン主導で進められた「真っ白ジャケット」というとんでもないコンセプトを、ヨーコ氏が「いい」と言ったから、ジョンも乗り気になった…みたいな状況を想像する。
平和運動を展開するジョン&ヨーコのイメージとしても「雲」「白」「青」は重要なモチーフとなった。
口さがない人は二人の平和運動を「金余りミュージシャンの趣味」と言って批判したりもしたが、平和を唱えることは決して悪いことではない。
ジョン死して30年。世界はいっかな平和にはならず、次々と新たな危機を生み出している。
ジョンのみならずビートルズも愛と平和を唱えてきた。
ほんとによかったと思うのは僕らの曲のほとんどが愛と平和と調和を歌っていることなんだ。
親なんてかまうもんか、家を出てしまえとは歌っていない。
「愛こそはすべて」もジョンの「平和を我等に」もみんな良心に基づいた歌だった。
僕はそのことを誇りに思うよ。
(ポール・マッカートニー 「THE BEATLESアンソロジー日本版」より)
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マニアックだが、ジョン・ファン必携のBOX。
アンソロジー
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ヨーコ氏の絶叫がツボにはまれば」絶品。
なんでヨーコ氏だけ「氏」をつけている。俺。
平和の祈りを込めて~ライヴ・イン・トロント1969~
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平和運動の象徴になったアルバムだが
ハウ・ドゥ・ユー・スリープ ? など内容的にけっこう問題作も。
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