ケトル・ビーンの「俺なりのダンディズム」 勝手にPowerd by Ameblo -21ページ目

ケトル・ビーンの「俺なりのダンディズム」 勝手にPowerd by Ameblo

ケトル・ビーンの勝手にオフィシャル・ブログ

愛機であるHofner Beatlebassとの出会いは、渋谷にある246GUITARSというアウトレット専門店であった。


ViolinBassを入手するにあたり、余り良い話は聞いていなかったので、極力安く済まそうと考えた。

唯、当時最高グレードであるVintage'62を選択した事だけは正解だった。


Hofner ViolinBassの組み立てに用いられている接着剤は「ニカワ」という非常に弱いものが用いられている。

Violinの組み立てにも同剤が使用されているところから、Violinメーカーらしいと云えばそうなのだが、無知な楽器店だとこの商品を通常「首吊り」というネックを壁に引っ掛ける置き方を長期間行うので、大抵このニカワからネックのずれを生じ、どんどんチューニングが合わなくなる。

これは購入後のオーナーの無知もあり、弦を緩めず張りっ放しにするとドンドンネックが起き上がってしまい、正確なチューニングが不可能になる。


BEATLESのPaul McCartneyのCavernも2年でネックが起きたため、弦高が合わなくなりブリッジのワッシャを外してボディまで落として使用しているのが分かる。

彼の63年に入手した2本目のHofner(映画Help!で登場し来日公演でも使用され、現在も現役)も65年には限界に達し、RubberSoulのレコーディングではRickenbackerにその座を譲るが、相変らずツアーでは使用された。但し来日後のアメリカツアー前にオーバーホールを行った際にネックのずれに起因するチューニングの狂いをブリッジの位置で行った。そのためかなり斜めにブリッジが置かれる形となり、ピックガードの装着が不可能となった事から、この時期よりピックガードは無い。映画「Let It Be」で登場した際もこの状態である。おまけに66年のアメリカツアーでは豪雨の中で演奏させられる羽目になり、Paulの口とマイクの間に何度も火花が散るという状況であった。当然Hofnerもビショ濡れとなり、これが塗装にかなりのダメージを与えたと思われる。映画「Let It Be」で”BASSMAN”ステッカーが張られていたのは、この塗装の痛みを隠すためであった。


僕のHofnerも無知が故にネックがずれを生じ、ブリッジの位置調整だけではカバー出来ない所まで行ってしまうのだが…




Hofner専門ベーシストのつづれおり