M-Series : Maurizio | Yokohama Beat Junkie

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自由と孤独、音楽を愛する旅人

最近、問題解決に向けた論理的思考方法といった研修をちょくちょく受け(させられ)ています。この間のNYハドソン河不時着事故では、機長の判断方法や問題解決方法が今後のケーススタディになるんじゃないかな。命をかけながら冷静な判断をするのって、本当に難しそうですよね。

さて、前回に引き続きベーチャン関連を。

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M-Series : Maurizio

低音職人Moritz Von Oswaldの単独プロジェクト「Mシリーズ」が、00年代におけるミニマルダブの礎であるのは疑問の余地なし。元々アナログ盤のみでリリースされていた音源を97年にCD化し、2003年にリマスター&リイシューされています。深い地下空間で仄暗く響いているダビィな低音が、聴き手をやたらとホラーな気分にさせてくれます。低音だけでなく、高音・中音ともねっとりと鼓膜に纏わりつくかのようです。異次元で粘液を滴らせながら蠢く異物みたいな音なんだけど、やけに高揚感を煽るような感覚は誰にも真似できない。痒い目を擦り続けるとやけに気持ち良くて、擦り終わった後は何だか霞がかってよく見えないことありますよね?これってそんな音です(?)。この音にハマってしまった人、もう戻ってこれないですよね。

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