『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』レビュー
公開2日目、ついさっき見てきましたー!
なので、その感想を書いてみたいと思います!
あんまりネタバレしないようにしますが、まだ見てない人に影響を与えたくないんで、これからSW新作を観る人はこのレビューを見ないでください!すでに見た人、スターウォーズの新作なんてあんまり気になんねぇっていう人だけ読んでください。
SW新作、予想通りの期待を裏切った作品でした
それを詳しく書く前に過去の作品に対する想いを少し書きます。
僕、スターウォーズ、大好きです
マニアではないですが。
旧三部作は最高のスペースオペラだし、最高の人間ドラマです。
30年経った今でも十分楽しめます
映画界の王道中の王道だと思います。
そして、旧三部作の以前の物語を描いたアナキンの三部作、全くダメでした。
いや、ところどころ良いシーンもあったのですが、『1』なんて主人公のアナキン少年がレースばっかりやる愚作だったし、『2』なんてほとんど覚えてないや『3』は戦闘シーンが多いのと、グリーパス将軍がかっこよかったので、まだ良かったです。
それでも物足りなかったけどね。
僕にとってSW最大の見所はジェダイとシスの戦闘シーンで、毎回鳥肌が立つんですよ
そんだから、まさに神話のような出来のルーク三部作、ダメダメだったアナキン三部作だったので、新作にも期待と不安がありました
どっかの誰か、どっかの雑誌に書いてあったんだけど、スターウォーズは親子の物語なんです
最初の三部作であるエピソード4・5・6はルーク・スカイウォーカーの物語。
その次に作られた三部作エピソード1・2・3は、そのルークの父親で456でダースベイダーとして悪役だったアナキン・スカイウォーカーの物語です。
アナキンはダースベイダーとして悪の象徴的な人物だったのですが、なぜ悪になったのかをエピソード123で描かれます。
そこでは、悪者だと思われていたアナキンも1人の人間として希望や苦悩があり、そして恋愛があったのです。
そのドラマが切ないんですよ~
ていうか、そのアナキンを観客である自分の親に当てはめた時、親も親なりの自分の人生を歩んできたと思えて、なんか切なくなってきませんか?
親というのは子供にとってみればけむたい存在かもしれない。
でも、親も希望を持って生きて、苦悩して、恋愛をしたから今の自分が生まれている。
そうのように感じることができるのがスターウォーズなのです
スターウォーズ新シリーズは孫の世代の物語(なのか?)です。
親・子・孫という、多くの人が関わってるであろう人間の関係性、血のつながりを表してるのがスターウォーズなのです。
そう考えるとスターウォーズはただのSF大作ではなく、世代を超えた人間ドラマなのです!
だからこそ、スターウォーズは人間ドラマ作品が好きな僕を惹きつけるんだと思います!
アナキン三部作でファンの大きくなりすぎた期待を大きく裏切ったルーカス監督は、ディズニーに制作会社『ルーカスフィルム』を売りました
みんなからボロクソに言われたルーカスはエピソード789は作らないと言っていたけど、ディズニーが製作を決定。
しかも監督はドラマ『LOST』や映画『アルマゲドン』(脚本)、『ミッション・インポッシブル』シリーズ(監督とか、製作とか)の人気プロデューサー監督のJ・J・エイブラムスですよ!
しかもこの人、映画『スタートレック』の監督もやってて、俺は見てないけど、予告編がカッコよくて、『これは期待できる!』と最初は楽しみにしていました!
が、しばらく経って落ち着いて考えてみると、テレビドラマ出身者なんで、ちゃんとした映画を作れんのかと思ってきました。
しかも、残念ながら、その不安が的中しました
スターウォーズの殺陣は映画史上最も興奮するシーンです
しかし、この新作ではジェダイが古い伝説になるほどの存在で、ほぼ実在しないんです。
だから、そもそも殺陣がない。僕が最も求めるものがほぼ無いんです。こりゃキツい!
無駄なシーンが多すぎて、映画の世界に入れないですよ。
例えば、酒場のシーンはストーリー的にも全ていらないです。
映画は2時間くらいしかないから、無駄なシーンを入れると、その分だけ面白さが激減します。
観客をハラハラドキドキさせたり、言葉や役者の演技で感動させることで、作品の世界に夢中にさせるのが良い映画のポイントだと思います。
良い映画にはそれがあるけど、この作品にはほぼ無かったです
さらに、つまらん宇宙船の戦闘シーンだけはあるんだから不満ですよ。
しまいには、割と簡単に敵の基地に入れちゃうんだから、どうしようもない。
『スターウォーズは美化されがち』とよく言われるが、まさにその通りだと思うしかない内容でした。
ジェダイの戦闘シーンをたくさん見せたり、ミスに怒ったシスが部下を非情にも殺してしまうことで極悪というイメージを植え付けさせたり、主要メンバーだと思ってた登場人物が死んでしまったり。
そういう、ハラハラドキドキを出し惜しみせず、『これでもか!』ってくらい見せつければいいんだ。
今回の新作は過去の作品をなぞったリメイク作品だと言ってよいです
過去に見たことあるような事ばかりで退屈です
それはそれで納得して喜ぶファンもいるでしょう。
しかしそれは旧三部作(ルーク三部作)という名作があったからからこそ。
今回の新作はスピンオフ作品に近いです。
新しいものがない。
スピンオフではなく、メインストーリーだと思えるほどの面白さがないんです
でも、まぁ、あんまりストーリーや演出を変えすぎるとシリーズとして統一で着なくなってしまうというのもありますが。
さらに細かいことを言えば、
①主人公レイの血筋が説明のないまま?いつの間にか判明している。これは雑すぎる。
②レイが宇宙船である場所に出発するのでみんなが集まるシーン、酒場での戦闘後のシーン、ラストのレイとある人物を遠くから撮るシーンはすごくドラマっぽい安っぽい撮り方で凄く嫌だった。これはJ・J監督のドラマっぽかった。
③敵役レンが弱い。
④サプライズがない。実はあったが、予想がつく。
⑤最後に起きたことが中盤で起きていれば面白い内容となったはず。最後に出てきた人物をもっと見たかった。
⑥ジョークやロボットのかわいい仕草が少ない。ハン・ソロお得意のウィットな笑いのようなものが全体的に欲しかった。
⑦主人公レイに師匠がいないこと自体にやや無理がある。
①シリーズ初の女性の主人公が割と良かった。
②予告編でも出ている黒人青年フィンの設定。これは上手いなと思った。この作品の最大の感動
③旧シリーズの登場人物が出演している。逆に多く出しすぎとも言えるので新キャラを多く出してバランスをとって欲しかった。とはいえ、旧キャラが出るだけで感動してしまう。腕が赤くなったあのキャラの登場が突然でビックリしたww
④やはりライトセーバーは最高。
⑤レイとフィンの出会い、レイが戦いに巻き込まれていくのが自然なストーリーだった。
ということで、僕にとっては予想通りの期待を下回る作品だったスターウォーズ新作フォースの覚醒
それはやはり期待値が高すぎるからだと思うけど、JJ監督だし、ディズニーだし、期待してしまう。
むしろ、新時代の人気監督JJでこの出来ならルーカスでも良かったのではないかともさえ思う
さらに、むしろ、バットマンを現代風に蘇らせ『ダークナイト』シリーズとして高評価を得たクリストファー・ノーラン監督ならば、どんな新しいスターウォーズを作ったのだろうかと思った。
というより、JJ監督よりノーラン監督の方が良かったのではないかとさえ思う。
んで、公開2日目の今日、国内・海外レビューを見てみると、みんな、すこぶる高評価ww
それはこちら↓
これを見て『はぁ?本当かよ?』と思ったよ
批判してるの俺だけ?
ファンが今作を本当に最高の作品だと思ってるなら、まさしく過大評価されている
新作はルーク三部作の懐かしいものが少し出てきたスピンオフのような、リメイクのような印象しかない。
僕が期待した『懐かしきSWと新しいSWの融合』なんてものは、これっぽっちも無かった
とはいえ、映画界の王道スターウォーズの新作は良作だろうが、クソ作品だろうが必ず見なければなりません!
とにかく見ましょう!
そして、みなさんは見てどう思ったのか?
ぜひ、コメントしてください!
たぶん、返答します!
そして、これだけ批判しておきながらなんですが、スターウォーズ続編が17年19年と公開されます!
これも楽しみですね~!
安くなってて3000円くらいでゲットできました!
さっそく見ようと思います!
つーことで、旧三部作を見るんでサヨナラです~!
おしまい