『ボーイズ・ドント・クライ』(80点)②かんそ〜。 | 阿部将一のブログ

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コメントとか意見もらえるとありがたいです!

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お月様かんそ~だよ!お月様
この作品は前から知ってたんだよね~![みんな:01]
『自分は男だと思ってるんだけど、身体は女として生まれた』という『性同一性障害』を描いている作品なんだよ![みんな:02]
でも、最近は性同一性障害について描かれる作品が多くなってきてるし、この作品も、そういった作品のうちの一つで、ただの普通の映画だと思ってました![みんな:03]
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(主演のヒラリー・スワンク[みんな:04])



ところが、この作品を見終わったら、主演・ヒラリー・スワンクの驚くべき演技力に『お見事!』としか言いようがないね![みんな:05]
彼女の演技を見ていると、『女優が男性の演技をしている』のではなく、『身体は女だけど、中身が男の人間』、つまり性同一性障害者そのものを表現しています![みんな:06]
1人の女優が男の仕草のマネをしてるんじゃなくて、一つ一つのちょっとした仕草や言葉が本当に男っぽい人物のように見えちゃうんです![みんな:07]
男性を演じているのではなく、性同一性障害の男性を演じ切っているのです![みんな:12]
ここまでの演技を見せられるとは思ってなかったんで、ほんとに驚きました![みんな:08]
んで、ヒラリー・スワンクと言えば、僕の中での名作『ミリオンダラー・ベイビー』(レビュー済み)でも、
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物凄い演技を見せてくれたけど、まさか、もう一度見せてくれるとは![みんな:09]
この2つの代表作によって、ヒラリー・スワンクはアカデミー賞主演女優賞を2度獲得することになるんだけどね![みんな:10]
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つ~か、僕は2004年の映画『ミリオンダラーベイベー』を先に観て、ヒラリーってスゲえなぁと思ったんだけど、出世作となった『ボーイズ・ドンドン・クライ』での演技の方が物凄ぇ~っす![みんな:11]
さっき言った性同一性障害の人物になり切っているところともスゲえんだけど、後半の身体を張ったところにも驚愕です![みんな:13]
もう、『スゲえ!スゲえ!』の連発なんです![みんな:14]
『ボーイズ・ドント・クライ』でのヒラリーがスゴいってのは薄っすらと聞いていたけど、まさか、ここまでスゴいとは思わんかったわ~![みんな:15]
もう、とにかく観てよ![みんな:16]
ヒラリー・スワンクの物凄ぇ演技を![みんな:17]
アカデミー賞受賞は文句無しです![みんな:18]
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まぁ、とにかく、ヒラリーの演技力だけで見る価値は十分にあり過ぎるんだけど、そのストーリー自体も十分面白い![みんな:19]
自然な自分で過ごすために新しい土地で生活する主人公ブランドンを描いて行くんだけど、最初はほのぼのとして見ていられて、中盤はやや退屈するも、終盤がモノスゲェっす![みんな:20]
もう、終盤は目が離せねぇッス![みんな:21]
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とにかく悲惨![みんな:22]
僕も登場人物がヒドいことをされる物語は結構見てきたけど、この作品の終盤はヒド過ぎる![みんな:23]
ヒド過ぎるんだけど、逆にそのヒドさを追求したカンジがナイスっす![みんな:24]
好きなんすよ、こういうヒドいヒューマン・ドラマ![みんな:25]
予想もしてなかった結末にはヤられましたね![みんな:26]
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んで、この作品を見てたら『ブロークバックマウンテン』(レビューはコチラ)
っていうゲイの人のラブストーリー作品を思い出しました![みんな:27]
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この作品は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の監督アン・リーさんの作品で、男性同士の恋愛物語です![みんな:28]
僕は70点と採点したんだけど、見終わって時間が経つにつれ、ジワジワと感動が広がってきて、95点くらいあげても良いかなぁと今では思ってます![みんな:29]
んで、この『ブローク~』にしろ、『ボーイズ~』にしろ、見た後に思うのは同性愛者とか、性同一性障害の人って愛することに純粋なのかなぁってことです![みんな:30]
僕は同性愛者とかに偏見はないつもりだけど、でも、それでもやっぱり結構あるわけで、そういう同性愛者や性同一性障害者を美化していない僕から見ても、なぜか、そういう人たちのラブストーリーは普通のラブストーリーよりもグサッと深く胸に突き刺さるんです![みんな:31]
この謎、どんだけ考えても答えが出なくて、結構、謎なんです![みんな:32]
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んで、今のところの出した答えが、そういう性同一性障害の人とか、同性愛者の人って、恋愛に対して真っ直ぐで偽りが無く、とても深い純愛だから、その姿が物凄く僕の胸を打つんだと思うんだよねぇ[みんな:33]
(とはいえ、そういう人たち全員が純愛かどうかは知らないんだけど、あくまでイメージです[みんな:34])
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んで、そういう純愛で惹きつけた観客の心を、あの圧倒的な悲劇で現実に叩きつけるカンジがまた良いんだよね~![みんな:35]
アメリカって自由の国っていうイメージがあるけど、思想にもいろんなのがあって、とても保守的な地域も存在します![みんな:36]
だから、そういう土地だと同性愛者ってだけで嫌われ、ボコボコにされ、最悪の場合、殺されることもあったんだとか![みんな:37]
その証拠に、この映画は実話を元にしてるってんだからね~![みんな:39]
映画『ボーイズ~』は、何でもかんでも明るく見えるアメリカが、実はそういう暗い面を根強く抱える国でもあることを知る貴重な映画でもあるのですよ![みんな:38]
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(ヒロインのクロエ・セヴィニーちゃん[みんな:40])



んで、主役のヒラリーだけではなく、みんな良い演技をしてるんだけど、特に目立つのがヒロインのラナを演じたクロエ・セヴィニーって人で、アカデミー助演女優賞にもノミネートされてて、とても印象に残る雰囲気をかもし出してましたねぇ~![みんな:41]
(ちなみに、そん時に助演女優賞を受賞したのは『17歳のカルテ』のアンジェリーナ・ジョリー[みんな:57])
『ボーイズ~』のクロエは、なんか、すさんだ田舎娘オーラを全開にかもし出していて、goodでした![みんな:42]
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(すさんだカラオケシーンもあります![みんな:43])


んで、そのクロエって人、モデルやデザイナーもやってるみたいなんだけど、どこかで見たことがあるなぁと思ってたら、スタイリッシュな殺人鬼の映画で名作の『アメリカン・サイコ』(レビューはコチラ)とか、
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ニュースが作られる現場で起きた事件を描いた『ニュースの天才』(コチラもレビュー済み)とかでも、
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印象的な雰囲気をかもし出してます![みんな:44]
出演してると、なんだか気になっちゃう不思議なオーラを持ってる人ですねぇ![みんな:45]
うん、まぁ、そんだけです![みんな:46]
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ちなみに、主演のヒラリーだけど、実は、あの伝説の青春ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』にもレギュラー出演してた時期があるんだぜ![みんな:47]
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俺はそん時からヒラリーを知ってるんだぜ![みんな:48]
っていうか、後から『あれってヒラリーだったんじゃん!』って知ったんだけどね![みんな:49]
うん、まぁ、そんだけです![みんな:50]
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で、そんなわけで、『ボーイズ・ドント・クライ』でした![みんな:51]
このタイトルの和訳が『男たるもの泣くんじゃない!』的な意味なんだけど、その意味が作品により一層、深く考えさせられるものにしてて良いねぇ~![みんな:52]
その意味するところは、実際に作品を見てもらうしかないな![みんな:53]
そういうことで、ヒラリー・スワンクが役者として有名となった作品『男たるもの泣くんじゃない!』[みんな:54]
ぜひ、ご覧ください![みんな:55]
おしまい。[みんな:56]



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