『青の炎』(70点)②かんそ〜。 | 阿部将一のブログ

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コメントとか意見もらえるとありがたいです!

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あやや『かんそ~なんだからね![みんな:01]


お待たせしました![みんな:70]
この映画は2003年に公開された作品で、以前なんとなく見た作品でした![みんな:02]
なんで見たのか覚えてないけど、とても良い作品でした![みんな:03]
ので、最近、また見てみたんです![みんな:04]
そしたら、やっぱり良かったわ~![みんな:05]
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(蜷川幸雄さん[みんな:06])


この作品の監督は蜷川幸雄さんという人で、演劇界の巨匠として有名で、とにかく自分にも他人にも厳しい人みたいです![みんな:07]
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(ちなみに映画『へルタースケルター』の監督であり写真家の蜷川実花さんは実の娘さんです![みんな:08])


この蜷川幸雄さんに認められた、もしくは一緒に仕事をしている俳優は良い演技をするイメージがあんだけど、例えば藤原竜也さんなんて、蜷川さんの舞台でデビューしてます![みんな:09]
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んで、『青の炎』の主演は嵐の二宮和也さんで、彼にとっては初主演映画です![みんな:10]
最初に見る時、たいして期待してなかったんだけど、二宮君の演技に驚かされました![みんな:11]
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ジャニーズだからと甘く見てたんだけど、とんでもなく良い演技でした![みんな:12]
家族・友達とは仲が良いんだけど、不運な生活に怒りをつのらせる高校生を見事に演じてました![みんな:13]
特に良かったのが、バットで殴りかかるシーンと、電気でバリバリした時のアセった表情です![みんな:14]
(どういうシーンかはネタバレになるんで言いません![みんな:15])
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とにかく、この作品は二宮君の演技の良さが光る作品で、ジャニーズとか、あんまり好きじゃないけど、二宮君の演技はホメるしかありません![みんな:16]
とにかく、とにかく、二宮君が印象的な作品です![みんな:17]
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んでまぁ、その後、演技派俳優としてチカラを付けていく通称・ニノは、ハリウッドに進出して、オーディションで合格して『硫黄島からの手紙』に出演し、その監督であり、名俳優のクリント・イーストウッドさんに『稀有な才能の持ち主』と高い評価を受けています![みんな:18]
そのオーディションの時に見せたと言われているのが、この『青の炎』なんです![みんな:19]
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(ニノ&クリント![みんな:71][みんな:72])


んで、そのニノも素晴らしかったんだけど、他の俳優さんたちも良かったんですよ~![みんな:20]
特に鈴木杏ちゃんです![みんな:21]
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僕はこの杏ちゃんの演技が大好きなんだけど、『青の炎』ではニノ演じる秀一の妹として、『本物の妹か!』って思うくらい、絶品の妹感を出してました![みんな:22]
杏ちゃんは地味な女の子とか、少女役がピッタリとハマる人で、特に岩井俊二監督作品『花とアリス』なんかでも、甘酸っぱい思春期の女の子を絶品に演じていて最高ッス![みんな:23]
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(↓そういえば、『青の炎』が公開された同じ年の2003年にドラマ『Stand Up!!』で、ニノと杏ちゃんは主役とヒロインで共演してたわ![みんな:26]
この時の2人も最高っす![みんな:27])
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(↓さらにちなみに、杏ちゃんは蜷川幸雄さんの舞台で藤原竜也さんと『ロミオとジュリエット』で共演してます![みんな:24]
ほら、蜷川幸雄さんも認めている女優さんじゃないか![みんな:25]
すごいんだそ、杏ちゃんは![みんな:73])
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んで、本当はヒロイン役で鈴木杏を見たいんだけど、ヒロインは松浦亜弥さんでした![みんな:28]
んだから、見る前は『はぁ?あややに演技なんて出来んのかよ?』と思うんだけど、すんげぇできんのよ![みんな:29]
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ちょっと不思議な雰囲気を持つ女子高生役なんだけど、いい意味で、かなり目立ってました![みんな:30]
って思うんだけど、今、落ち着いて考えると、こんな冷静で大人な女子高生っていんのかなぁと思ったりもします![みんな:31]
まぁ、とにかく、目立ってたし、良かったんではないでしょうか?[みんな:32]
思春期を迎える未熟な主人公の良き理解者的なキャラとして効いています![みんな:74]
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んで、他にも、ちょっとしか出演シーンが無かったファッション・デザイナーとして世界的に有名な山本寛斎さんが抜群の存在感で、抜群の嫌な男を演じていたし、
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渡辺哲さんやら、
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六平直政さんやら、
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悩むシングルマザーを演じた秋吉久美子さんやら、グイグイ近寄ってくる刑事役の中村梅雀さんやらが、
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抜群に効いています![みんな:33]
脇を確かな演者たちで締めているのです![みんな:34]
『う~ん、ぬかりなし!』です![みんな:35]
さらには、驚くべきことに、脇役で大物俳優2人が特別出演しています![みんな:36]
それが誰かは実際に作品を見てください![みんな:75]
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んで、今度はストーリーなんだけど、まぁ、切ないのよ、悲しいのよ![みんな:37]
それなりに幸せだった主人公・秀一だけれど、ただ一点、母親の元夫が家に住み着いちゃって、秀一たち家族を不安にさせるんだよ~![みんな:38]
だから、秀一は怒りMAXになり、ある計画をくわだてるんだよ~![みんな:39]
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んで、その計画がうまく行ったり、予想外の方向に行ったりすんだけど、この作品のタイトルの『青』っていうのは何なのかなぁって考えるわけ[みんな:40]
僕はこの『青』ってのは、『青春』とか『青くさい』とかの『青』、大人ではない未成年・思春期のこと、つまり『完全ではないもの』『未熟なもの』を表しているんだと思うんだよね![みんな:41]
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元父親に対する怒りを1人で解決しようとする青臭さ[みんな:42]
その解決方法は完璧だと思っていて、その後のことを考えない未熟さ[みんな:43]
結局、『青臭さ』とか、『未熟さ』とかってのは、物事を大きな視点で見れないことで、世界が大きいことを知らないことだと思う[みんな:44]
そんな未熟な主人公の怒り、つまり『青の炎』がテーマになっているんだけど、その主人公の行動は未熟だと、青臭いと分かっていても、とても共感できるし、とても悲しい気持ちが残ります![みんな:45]
とても悲しくなり凹むんで、とても心に残る作品となるのです![みんな:46]
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んで、こないだ、久々に2回目として見たんだけど、いろいろと新しい発見があって、主人公・秀一が自転車で車の進行方向と反対に走っていて危ないなぁ(笑)と思ったりしたり、
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ニノとあややがもっとラブラブに恋愛すれば、さらに切なくなるのになぁと思ったりしたり、
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鈴木杏ちゃんに明かされる父親の真実がとっても意表を突く、とっても良いところなんだけど、さら~と流されちゃってたんで、もっと衝撃的な演出をして、ニノが後悔をしまくるっていう展開の方が面白いのになぁと思ったりしましたね![みんな:47]
でも、基本的にはとても面白いです![みんな:48]
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あと、すんげぇ文句を言いたいんだけど、この映画のキャッチコピーとか、予告編で、ストーリーが少しネタバレしてんだよね![みんな:49]
ニノが何をやるかを![みんな:50]
つ~か、ストーリーはなるべく隠して宣伝しろよ![みんな:51][みんな:52]
ニノが何をやるか分かっちゃうじゃねぇかよ![みんな:53]
そこんとこ、ヨロシク![みんな:54]
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(音楽を担当した東儀秀樹さん[みんな:55])


あっ、そうそう、忘れそうだったんだけど、音楽を担当したのが東儀秀樹という雅楽(ががく)演奏家さんです![みんな:56]
雅楽っていうのは、よく分かんないけど、世界最古のオーケストラと呼ばれる音楽らしく、とても伝統的な音楽なんだそうです![みんな:57]
んで、その東儀さんが担当した音楽がとっても印象的で、この作品の主人公の切なさをよく表しているんですよ![みんな:58]
んだから、注目して聞いてみてください![みんな:59]
とても良い音楽です![みんな:60]
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つ~ことで、『青の炎』でした![みんな:61]
蜷川幸雄さんが素晴らしい俳優さんたちと作り上げた、素晴らしい作品です![みんな:62]
そして、何と言っても二宮くんの演技が良いねぇ~な作品です![みんな:63]
ぜひ、ご覧なってくだせぇ~![みんな:64]
そういうわけで、終わりッス![みんな:65]
また次回お会いしましょう![みんな:66]
さらば~![みんな:67]
らんばだ~![みんな:68]
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おわり。[みんな:69]



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