んじゃあ、昨日の続きで、サッカー日本代表対オーストラリアの試合のレビューをしたいと思います!
吉田麻也選手『読者のみなさん!まずは『ポゼッションサッカー』について学びましょう~~~!』
こないだの試合は、日本がボールを持っている時間が長い、つまり、日本の『試合の支配率』が高い状態でした
この戦術は『ポゼッションサッカー』とも言われ、こないだまで世界最強と言われていたスペインのクラブチーム『FCバルセロナ』や、ワールドカップを優勝し現在世界最高の代表チームであるスペイン代表の戦術でもあります!
(FCバルセロナ。あのメッシがいるチームです。僕はメッシをサッカー史上最もスゴイ選手だと思います。)
(んで、スペイン代表。ヨーロッパで1番を決める大会『euro』を2連覇中で、さらに前回ワールドカップを優勝している、現在世界最高の代表チームです!ちなみに、メッシはいません。メッシはアルゼンチン人だからね!間違えないように!)
オーストラリア代表の監督オジェック『ポゼッションサッカーっなんですか?』
オーストラリアの監督から質問があったので答えましょう!
簡単に言えば、ポゼッションサッカーというのは、試合の多くの時間を使い、自分たちでボールを回し、相手ボールにさせないことです!
なぜ、これが有利かというと、相手はボールを取るために走って追いかけなければならないため、かなり疲れます
そして、自分たちがボールを持っているということは、当たり前ですが、その時間の分だけ相手は攻撃できないのです!
サッカーの試合は必ず90分です!
そのうちのほとんどを自分たちのボールにして、相手に攻撃させなければ、試合に勝てるということです!
(『勝てるよ~ん!』)
んで、さらに僕の考えでは、試合の長い時間をボールを取りに走ることは、体力的にもそうですが、精神的な疲労もかなりあると思っています!
走って、走って、走ってるのに、ボールが取れないと、『なんだよ、もう!』とか、『全然楽しくなぁい!』とか選手が思うわけです
(逆にポゼッションしているチームの選手はボールにさわる回数が多いため、自然と『サッカーって楽しい!』というポジティブな精神状態になります!)
つまり、精神的にも有利にたてるわけです!
スポーツは心理戦です!
相手の心を見出した時にチャンスがあります!
ラモス瑠偉『ポゼッションすればいいんだよ!』
ただ、最近のサッカー界では、徹底的なポゼッションサッカーを試合で展開する、バルセロナとスペイン代表の2チームがクラブチーム、代表チームで世界最強だったため、ポゼッションサッカーがどんなチームでもできる最高の戦術だと思っている人がかなり多くいます!
それは間違いだと思います!
サッカー好きでも勘違いする人が多くいますが、ポゼッションサッカーというのは、理想な戦術であり、それを実現するのはとても難しいのです!
なぜなら、サッカーでは自分のチームだけでボールを持っていることはとても難しく、さらに最大の問題と欠点があります!
ザック『問題と欠点?それってなんだろう?』
(あんたが聞くんかい!)
問題というのは、どんだけボールを持っていてもゴールを奪わなくては試合には勝てないということです!
相手ボールにせず、どんだけ長い間ボールを持っていても、得点にはなりません!
これがもし、『10分間、相手ボールにさせなかったら1点』というルールだったら話は別ですが、サッカーはどんだけボールを持っていても得点にはならないので、結局、ゴールをどうやって奪うかがサッカーの見所なのです!
んで、ポゼッションサッカーの難しいところは、ゆっくりと攻めているので、相手選手がしっかりとディフェンスをしてしまい、なかなかゴールを奪えません!
これは無理矢理ゴールを奪えるメッシがいない時のバルセロナがそういう状態だし、ゴールチャンスを作れる本田さんがいない時の日本代表がそういう状態になります!
こないだのオーストラリア戦は、ほとんどこの状態でした!
だから、あまりサッカーを知らない人からしたら、『なんで日本が長い時間攻めているのに、勝てないのか?』と思うわけです!
その答えは、ポゼッションサッカーという戦術をとる時が多い現在の日本代表は、ボールを持っていても、ゴールに直結するプレーができていないため、ゴールを奪えず、なかなか勝てないのです!
松木&セルジオ『なんだ!そういうことだったのか!』
そして、ポゼッションサッカーの最大の弱点はカウンターに弱いということです!
カウンターというのも戦術の一つで、ボールを奪ったら速く攻め込むことです!
日本語では『速攻』という意味です!
ポゼッションサッカーは、ゆっくりと相手陣内の深くに攻め込むので、サイドバック(両サイドにいるディフェンダーのこと。日本代表だと長友さんや内田さんのこと。)まで攻めるので、センターバックの2人(日本代表では今野さんと吉田さん)しか残っていません!
なので、日本がボールを奪われた時、相手がカウンターをしかけると、日本代表のディフェンスは2人もしくは数人しかいない状態で、しかも、日本側のフィールドには空いているスペースがたくさんあるため、そこに相手選手がどんどん入りこめるのです!
だから、相手チームは上手くいけば、少ない人数で点をとることが出来るのです!
これがポゼッションサッカーで1番怖いところです!
(これはまるでボクシングのカウンターパンチに似ています!自分が出したパンチ(攻撃)をかわされ、代わりに出された相手のパンチに当たってしまう!しかもその時は無防備な状態なのでかなりのダメージ(失点)になりますからね!)
こないだのオーストラリア戦もそんな感じでしたね!
日本がオーストラリアの陣地に入って攻めているようだけど、オーストラリアの守備がしっかりしているので崩れず、というか、崩すことができず、そしてボールを奪われ、前線の『日本キラー』ことケーヒルに長いパスを送られ(ここでカウンターが始まっています!)、失点につながるような危ないシーンが何回かありました!
(4番のケーヒルが日本を脅かしていました!)
じゃあ、ポゼッションサッカーをしている日本代表はどうすれば良いのか?
それは簡単に言えば、ゴールを取ればいいんです!
そのためには、右や左にボールを動かしたり、急に縦のパス、つまりゴールの方向にパスを出して相手ディフェンスを翻弄したり、慌てさせたりして、ゴールに直結したプレーをし続け、ゴールチャンスを増やすのです!
そして、ゴールを決めるのです!
香川さん『そんな事いったって、ゴールは簡単に取れません!』
だったら、シュートで攻めを終わる事です!
攻めをシュートで終われば、相手のカウンターをモロに受ける事は少ないです!
(ただし、シュートをキャッチしたゴールキーパーが素早く前線のフォワード(オーストラリアだったらケーヒル)にパスしてしまえばカウンターになります!)
内田さん『う~ん、
サッカーっていろいろ難しいんだねぇ~。難しいの、いや~ん!』
そうなんです!
サッカーって、ただ走って、ただあの丸いものを蹴っていればよいスポーツではなくて、いろいろと考えなければいけないスポーツなんです!
ゴールを奪うためには自分がどこにいれば良いのか?
誰にパスを出せば良いのか?
どうやったら相手のディフェンスを崩せるのか?
シュートを撃つのか?
パスを出すのか
ドリブルをするのか
試合中に選手はいろんな事を考えながら、あの丸いものを蹴らなければならないのです!
この、自分が今何をすべきかを考える力を『サッカーIQ』と言い、足の速さや身体の大きさ・強さで外国人に劣る日本選手が最も高めなければならないのです!
世界のトップ選手たちは、自分が今何をすべきかを理解してプレーをしているのだからこそ、トップでいられるのです!
(その『今何をすべきか』を理解している、サッカーIQの高い選手の代表格はFCバルセロナに所属し、スペイン代表にも選ばれているシャビ・エルナンデス選手です!彼は何をすべきかを理解しているので、試合をコントロール出来るのです!)
(そして、セルヒオ・ブスケッツもサッカーIQが高い選手として有名です!)
話は急に変わり、野球の話ですが、僕が尊敬する、ヤクルト・阪神・楽天で監督をしていた野村克也さんがこんな事を言っていました!
『一流のプロってのはよう、努力するは当たり前なんだよ!本物の選手は【アタマ】でやるんだよ!』と言っていました!
『アタマ』、つまり考えながらやるという事です!
そして、ちょっと昔にJリーグのジェフユナイテッド千葉、さらには日本代表の監督をしていたイビチャ・オシムさんもこう言っています!
『考えよ』と!
自分が今何をすべきなのか?
フォワードだったら、どうすれば点をとれるのか?
ミッドフィルダーだったらどうやったら相手にボールを取られずにゴールチャンスを演出できるのか?
ディフェンダーだったらその逆で、どうやったら相手からボールを奪えるのか?
今何をやるかという判断の繰り返しを何回も何回も選手たちは試合中にしているのです!
だから、サッカーってアタマ使うんだよ~!
『アタマをいつ使うか?試合前からでしょ?』
そんなわけで、そろそろブログを書く時間がなくなってきて、なんと、日本代表とオーストラリアの試合の内容にほとんど入らずに今回は終わってしまいました!
でも、『日本代表はポゼッションサッカーだから、カウンターに気をつけないとね!だからシュートで終わる必要があるんだよ!』なんて、周りのサッカー好きの人に言ったら、たぶん、『おっ!お前、サッカー、わかってんじゃん!』みたいなこと言われるかもしれません!
ぜひ、試してくださいね!
『君、サッカー、知ってるねぇ!』
(知り合いの人に褒められるかもしれませんよ!言われなかったらゴメンなさいね!)
そして、今回出てきた『サッカーIQ』ってのは、結果のために何をすべきかを考える能力のことです!
この考える能力はスポーツだけではなく、実際に仕事とかのプライベートに使える事だと思います!
常に自分の会社とか、家庭とか、友達グループとか、大きく言えばこの日本、この世界で自分が今何をすべきかを考えてみたらいいんじゃないでしょうか?
ほいじゃあ、ここで終わりです!
さよならピー!
おしまい
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