※今回の内容は、我々父娘がどのように三田国際の記述問題を対策していたのかを記載しているもので、ほぼ私の考えに基づいていますので、その妥当性については責任を持てません。私は塾の先生ではなく、英語の講師でもなく、ただのサラリーマン駐在員なので完全には信用しないでください。
ですから、信頼できる塾の先生などと最終的にはよくご確認をお願いいたします。
三田国際や広尾学園、その他の上位校以上でも英語のreadingは記述問題が出題されることが結構あります。
今見てびっくりしたのですが、三田国際のインターナショナルサイエンスは英検準1級取得していれば英語試験免除なんですね。これは相当大きい変化ですし、最大限活用すべきですね。昨年度は英語の受験はマストでした・・・。
動きが激しく、入試の特徴が変わってくるのも帰国生入試。情報のキャッチアップが大切ですね。
先ほど娘が取り組んだ三田国際のサンプル問題への答案を見つけました。
昨年10月ごろに取り組んだものでしょうか。そのときのあまり良くなかった解答、そのときの会話を思い出して、その中の1問を事例として考えてみたいと思います。
問題自体は非公表資料なので、全て日本語訳で記載します。(私の翻訳です。)
(本文)
多くの科学者は、睡眠は2つの生物学的機能を有すると考えている。
1つ目の機能は様々な回復や体内修復を助けるものであり、それはNREM睡眠と呼ばれるタイプの睡眠中に起こると考えられている。(Non-Rpaid-Eye-Movement)
2つ目の機能は集中力や外部との交流といった複雑な脳プロセスを助ける役割である。これは別のタイプの睡眠中に起こる。REM睡眠と呼ばれるものである(Rpaid-Eye-Movement)。名前が示す通り、このタイプの睡眠中には目が素早く動いており、夢を引き起こすのはこの間である。
(三田国際の問題)
NREM睡眠とREM睡眠は何が異なって(differ)いますか?
(娘の解答)
NREM睡眠は目を早く動かさないが、REM睡眠は早く動かす。
①この回答の悪いところは、「回復や体内修復」、「複雑な脳プロセスの役割」といったポイントとなる内容が含まれていないことです。
②この解答の良いところは、
「動かさないが、」
だと思います。実際の娘の英語の解答は・・・・, but ・・・となっています。
Differという質問、何が違うのかという質問なのだから、ノンレム睡眠とレム睡眠の特徴をまとめ、その間をbut や Althoughの逆接でつなぐことが肝要です。
国語も同じですが、我々は記述問題をやるときにそこを最も意識していました。本文からピックアップして要約した内容を適切な接続詞でつなぐ。逆接、因果関係、順接、そして抽象具体ぐらいしかないので、意識することが大切だと考えていました。
よって、この記述問題は、私は半分の点数を付けました。目が速く動くかどうかは重要なポイントではないものの、一応違いではあります。その違いを逆接でつないでいるので、②は満点。しかし、本質的に重要な役割について記載がないので、①は0点。結果半分、ということです。
(父の解答)
ノンレム睡眠は体の回復などを助ける役割があり、寝ている間の目の動きがレム睡眠ほど速くないという特徴がある。
一方で、
レム睡眠は複雑な脳プロセスを助ける役割があり、寝ている間に目がより速く動いており、夢も見る。
「おまえの答は良いところと悪いところがある。」
「悪いところがあるとは思えないけど。」
「以前のオンライン講習で先生に記述問題で重要なことは何だと言われた?」
「そのまま書いてはだめで書き換えろと言ってた」
「パパもそれは正しいと思う。」
「いいか、重要なポイントは二つだ。
①複数ポイントを文章の中から拾ってきてまとめ、その時に書換を意識する。
②複数のポイントを正しい接続語でつなげる。」
「何故書換を意識するか分かるか?」
「知らないけど、先生が言ってたから。」
「常に書換を意識しないと、丸写ししかできなくなり、丸写しではあまりに文章が長かったりして答えとして成り立たないケースもあるからだ。要約が必要であることが多いしな。要約の訓練の意味もある
しかし、お前の解答はほとんど丸写しになっており、他の重要なポイントも要約されていない。目の動きよりもさらに重要な話を要約しておくべきだろう。
」
「他にももっとしっかりとした理由があったはずだ。昔大学受験の予備校の先生も書換は大切だと言っていたからな。
」
「そうなんだ!そのもっと大切な理由って何なの。」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「30年近くも前の話だ。ごめん、忘れた。
」
「なにそれ!」
少なくとも、important = significant = vital = make a differenceなど、同義語をイメージしていくことは役に立つように思っています。まあ、同義語を積極的に覚えるなどはやることが多すぎて結局できませんでしたが、、、
英語の記述問題というのは英語を読む力、読解力、要約力、英作文力など全てを総合的に測ることができる問題なのでしょう。文章を読んで答えるエッセイを出題する難関校もご存じの通り結構あります。それも同じような趣旨なのでしょう・・・。
しかし、ある程度固定されたポイントや戦略がないと取組みづらいと思い、相当シンプル化して教えていました。
とはいえ、実は正直に言うとこの部分は最後まで伸びを感じず、であったことも確かです・・・。
本番ではいつも「できた」と言っていたのですが、心配性の私
からすると、娘
は超楽観的なので・・・。
皆さん、もしくは塾などではどのように対策されているのでしょうか、興味津々です。
受験勉強中、いつも娘を励ますためにこの曲を聴き、よく話していました。
「世界で一つの輝く光になれ!」
そのために
「遠回りしても守るべき道を行け!」と。
帰国入試も中盤戦!がんばりましょう!
書換と接続語の対空火力実装!敵航空爆撃隊 - 英語記述問題編隊を撃墜!!
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