9/14のYahoo!ニュースをみて投稿しています。
出ていた表が見にくいのですが、私が各校のHPを調査したところ、灰色の「現役進学者数」というのが早慶上理に進学した人数、色分けされた棒部分は全現役進学者数に対する各校の進学者数を%で表したものでした。
例えば、頌栄女子学院であれば全現役進学者のうち45.6%の人が早慶上理に進学し、13.3%の人が早稲田大学に進学していることとなります。
これだけ見ると、女子校の健闘が光ることは間違いないでしょうが、記事では、以下の通りまとめています。
「ランキングの特徴は、6位の頌栄女子学院から11位の聖心女子学院(東京)まで、付属・系属校を除いた上位6校を女子校が占めていることだ。現役志向が強い女子は、東京大や一橋大などの難関国立大を目指せる生徒でも、3教科に絞って確実に早慶上理を目指す傾向が強い。女子は英語が得意な生徒が多いことも、影響しているようだ。」
帰国生の実績も大いに含まれているということかもしれません。HPを調査して帰国生だけの進学実績をまとめてみました。
(上記グラフ上位5校のうち帰国生入試を導入している学校別考察)
※上位5校のうち浦和明の星女子だけは帰国生入試を導入していないようです。
※私が勝手にきっと難関なんだろうな、と思っている大学進学先をピックアップしています。国公立、早慶上智理科大、欧米海外大学を含んでいます。ICUは入れていません。
帰国生のみの進学実績(2023年春)
頌栄女子学院(帰国生卒業数53名、帰国生の進学先)
国公立10名(京大1名、医科歯科大1名、北大1名、一橋5名)
慶應19名、早稲田15名、上智6名
現役浪人の区別が良く分からなかったのですが、帰国生卒業生53名中に対して上記進学者で50名を占めています。(9割)
私学だけでなく国公立上位も出しているのが好印象。凄まじい実績ですね。ただし、東大が出ていないのと、理系の実績が開示されておらず不明ではある。
洗足学園(帰国生卒業数33名、帰国生の進学先)
国公立9名(東大7名、筑波大1名)
慶應9名、早稲田7名
University College London1名
卒業生33名中、上記進学者で26名を占めています。(8割)
帰国生だけで東大7名を輩出しており、医学部も2名進学。内容的に帰国入試導入女子校の中で最強の火力と断言できます。
横浜雙葉
帰国生だけの実績が見つけられませんでした。
白百合学園(帰国生卒業数19名、帰国生の進学先)
国公立1名(東大1名)
慶應7名、早稲田3名、上智2名
卒業生19名中、上記進学者で13名を占めています。(7割)
そもそも帰国生の人数が多くないにも関わらず、毎年連続で1-2名東大も出ています。過年度は医学部も複数名出ており、また、帰国生卒業者19名のうち理系の進学者が7名出ています。数だけでなく質的にも素晴らしいと思います。
頌栄も洗足も白百合もしっかり帰国生を育ててくれることが良く分かります。
もちろん大学進学先で人格や幸不幸が決まるわけではないでしょう。しかし、この一部分だけを見ると、これら伝統的な女子校の帰国生サポート教育はかなり信頼が置けると思います。
大切な我が子に合う学校、本人の希望をよく聞いて学校を選ぶこと、それも大切ですが、学校側の帰国生サポート体制も良く親が見極めていきたいですね。
昨今帰国生入試は共学人気・国際系の学校人気全盛の時代です。しかし、英語の維持、人格形成の教育、そして何より帰国生の長所を伸ばしつつ日本の良いところも吸収させてくれる、そのような伝統女子進学校群は今一度評価を見直すべき学校群ではないかと私は学校選びの際に思っていました。
実際は、私もミーハーで、どちらかというと帰国生大人気の共学(渋渋・渋幕・広尾学園・三田国際)に視点集中でした。笑
さて、女子校と上位共学校だけでも経験を記録に残したい内容が多すぎ、なかなか最難関共学に進めませんが、そのうち帰国生入試の最難関共学である渋渋、渋幕、広尾学園などの進学実績や帰国生サポート、受験情報や経験談についても書いていきたいと思います。彼らは海外大学進学実績が凄まじいですよね・・・。
火力MAX!帰国生が集まる伝統女子進学校群!!頌栄!洗足!白百合!
もうすぐ帰国生受験開始!頑張れ!帰国生!
↓もしよろしければモチベーションアップのために応援お願いします。