ライム病や様々な難病で闘病中のみなさん、こんにちは。照れ

 

 

一昨年の暮れから始まったパンディックで、世界中から注目を浴びるようになった

 

アメリカの医療行政の中心に君臨するえら~い博士サマ。うーん

 

ご自分を「わたしこそが科学だ」と言いましたね。 なんたる勘違い。ムキー

 

この方を含め、主流の感染症の専門医たちは、

 

Infectious Diseases Society of America(略してIDSA)という学会に属しています。

 

ライム病に関して言えば、

 

効果があろうがなかろうが

 

治療ガイドラインに沿って同じ治療をするのが、IDSAに所属するロボット大先生方。

 

定められた期間に定められた治療法で回復しなかった患者をあっさり見捨てる医者の団体。

 

この人たちが学んだ医学部では、

 

卒業時に、ヒポクラテスの誓いを立てない伝統なんですね、きっと。

 

(だったら『医師〛を名乗らず、『医療金融〛とか呼び方変えて。)

 

 

 

これらの大先生方とは違う態度で、

 

患者の病状から目を背けずに、

 

できる限りの治療を続ける誠意ある医師のグループが、

 

アメリカにあるライム病専門医の団体、

 

The International Lyme and Associated Diseases Society

 

略称で ILADS(アイラッズと読みます)です。

 

この中には、なかなか治らない難病のライム病患者をどうにか救おうと

 

治療ガイドラインを超えて治療を行ったために、

 

医師免許の停止をくらった人たちもいます。

 

自分の携帯番号を患者に渡し、真夜中でも電話に出て下さる私たちの先生も、

 

ニューヨーク州で臨床と外部の様々な活動をされているDr. リチャード・ホロウィッツも、

 

ワシントン州シアトルで毎週木曜日に患者からの質問を

 

1時間半にわたり受けて下さっている(もちろん無料)Dr. マーティ・ロスも、

 

みなさん、アイラッズ所属の先生です。

 

 

 

この年末年始の36日間、

 

アイラッズが、ニューヨークのタイムズスクエアにある大きな電光掲示板に

 

こんなメッセージを流しています。

  下矢印

 


(Source: https://www.lymedisease.org/ilads-times-square-jumbotron/)

 

 

ARE YOU SICK OF OUR SICK "HEALTHCARE" SYSTEM?

欠陥だらけの医療制度にうんざりしていませんか?

 

ARE YOU SICK OF THEM TELLING US WHAT TO DO?

(その欠陥だらけの制度が)私たちのすることに口を挟んでくるのに、嫌気がさしていませんか?

 

.....AND HOW TO DO IT?

こうしろ、ああしろと指図してくる

 

A DOCTOR'S FREEDOM TO TREAT

医師の診断・治療の自由

 

A PATIENT'S FREEDOM TO CHOOSE HEALTH OVER BUREACRACY

患者が官僚機構による制限を受けず、効果的な治療を受けられる自由

 

RESTORE OUR PHYSICIAN-PATIENT RELATIONSHIPS

医師と患者の(本来の)関係を取り戻そう

 

 

 

こんなダイレクトなメッセージを、多くの人が目にするあのタイムズスクエアに

 

1時間に5回も流すとは、さすがのアイディアビックリマークラブ

 

医療と健康は、人間が生きている限り切っても切れない問題。

 

アメリカの現行の医療システムの惨状、

 

特にお門違いの政治の介入に、ほとほと嫌気がさしているのは、

 

ライム病だけの話ではありません。

 



今年のILADSの会長であるスティーブン・J・ボック博士は、


「私たち医師が、病気の診断をしてその治療を選択する時に、

 

健康保険会社や官僚機構からの干渉を受けることなく

 

患者の回復のために、可能な限りの最良の治療を提供したいと望んでいます。」

 

と言っています。

 

これは、

 

疑わしい病気の検査をしたくても、保険会社がその検査費用の支払いを拒否するので、

 

全額を自己負担できない患者には検査ができない、とか

 

1ヶ月間の抗生物質治療をしても良くならないので、あと2週間継続して様子を見たいが、

 

治療ガイドラインの枠を出てしまうので、治療をむりやり終了しなければならない

 

というような、

 

現場の医師にしかわからないような病状なのに、

 

患者を見たこともない行政や保険会社が、勝手に医療の判断を下すという

 

意味不明な現行の制度に対する医師や患者の不満を言い表しています。

 

頑張れ、アイラッズ!

 

こうやってヒポクラテスの誓いを守るべく一生懸命治療してくれる医師が、

 

世の中にもっと増えてくれますように。ニコニコ

 

 

 

(誤訳の訂正をしました。12/10/2021)