Under Our Skin (邦題は「アンダー・ザ・スキン」)と言うライム病のドキュメンタリー映画があります。 私がこの映画を観たのは、娘が発病する2年くらい前だったので、その時点では実際にライム病を経験していなかったのですが、健康保険会社や医薬品メーカーが牛耳るアメリカの医療制度を考えると、映画の話は本当なのだろうと思いました。

 

Uos-poster letter.jpg

(From Wikipedia)

 

で、実際に娘がライム病に罹って、この映画の告げる真実が、イヤというほどわかったわけです。滝汗

 

日本とアメリカでは医療制度がちがうので、ライム病をどう診断し健康保険を適用するのか知りませんが、アメリカでは、毎年約30万人が感染している病気で、慢性の患者の保険適用が拒否されたり、学校の欠席が認められなかったりと、深刻な問題になっています。

 

実際に私の娘は、病状が思わしくないので、かかりつけの医師と専門医の2人が1か月の休学の申請をしましたが、学校側の医師に却下されました。ムキー 登校ができないためオンラインのコースに強制的に入れられて、脳の機能が低下して勉強の継続が困難だろうが、慢性疲労でベッドから起きられなかろうが、16歳になるまでは教育を受ける義務から逃れられません。

 

このような状況に追い込まれているライム病の子供は、我が家だけではありません。 16歳未満の学齢期の子供なら、ほとんどが同じ扱いを受けているはずです。

 

アンダー・ザ・スキンのトレイラーをほんの数分観るだけでも、慢性ライム病患者の現状が想像していただけると思います。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Bs_mTckhMyE