四年に一度しか無い日に | beat-it

四年に一度しか無い日に

ボクは右手に重みを感じていた。


電車が最寄り駅に到着し、イスから立ち上がる時にひざの上にあった大きな紙袋。


気が付いたら持っていた。


一時間前、ボクは有楽町の大型電気店にいた。


電気行火用に買ったタイマーつきコンセントを持ったボクはレジの裏にある体重計に気が付いた。


透明な体重計。


8千円で体脂肪やBMIなども計れる。


時計を見ると閉店時間の22時だった。


とっさに反対側にあった。日毎の差を体の部位ごとに測れる体重計をレジに持っていった。


透明ではない体重計は1万7千円した。


四年に一度しかない日に失ったモノ 1万7千円


四年に一度しかない日に得たモノ 減量に対するやる気