
ジャンプロアイアンの開発史が記事になっていたメディアからの情報では、MTN3を使ったジャンボプロからの注文は、お天道様の下では反射が眩しいとの事だったとある。ならば、プロの意見を反映してサテン仕上げとなったのがジャンプロリミテッドであるとの事。
ついでにストロングロフト化したアイアンセットは当時SWを別にした8本セットで流通していた中、あのP/Sが登場し9本セットとされた。アイアン1本多いわけで、その分確実にセットの定価は高額になる。ってぇ事でメーカーはそんなもの限定でないと売れやしないという予測だったらしい。だもんで、ブリヂストン二代目の尾崎プロ向けのアイアンは、いわゆるジャンプロリミテッドとなったわけ。
リミテッドという限定数の記述はありませんが、それが存外にもあっという間に売り切れ、引きも切れなかったことで、限定ではないジャンプロが三代目ラインナッププロダクトとして生まれたというのが大方の流れ。という話をちょいと置いといて、ブログ主は親父からのお下がりとして69年VIPを初めてのラウンドで振り回しましたが、親父は大病をして体力を前提にクラブを変えた。それまで使っていたのはオリジナルのミュアフィールドで、持ち変えたのはテイラーメイドのICW11。ブログ主とは違ってミュアフィールドをかなり長い事愛用していたわけで、そのお手入れも欠かさなかった。本来ミュアフィールドはサテン仕上げのブレードですが、親父の他界後に引き取ってきたミュアフィールドはまるでミラー仕上げ。つまりいつもラウンドの後にはグリップを乾燥させ、ブレードの泥を落として磨いていたわけだ。
ブログ主も一つ持っていましたが、当時クラブお手入れ用に小さなキャディーバックの形をしたセットがあった。その中にはパーシモンオイルとアイアンのポリッシュ、皮底スパイクのソールオイルとワイヤーや歯磨きの様なブラシが入っていた。今のブログ主も全く同じことをしていますが、ラウンドから帰ると玄関先に座り込んで、そんなお手入れセットでお店を広げ、泥を落としてグリップは雑巾で水拭き。あまりにしつこく泥を落とすとソールの番手やブランドロゴに挿してあった色が落ちちゃう。ってんで、後にお手入れセットには黒の油性マジックも加わった。ま、この話しのオチは、サテン仕上げのブレードがお手入れを続けるとミラー仕上げになっちゃうって事。んで、話をジャンプロリミテッドに戻すなら、使用痕の目立つブレードは保管中に生じた曇りや、フェイスの打痕にある錆を落とすのがいつもの事。手順ではスチールウールで曇りを除去するのですが、それだと酸化被膜を落としきれなかった。
でもクラシカルエディションを磨いたような電動工具に頼ると、リミテッドのリミテッドである由縁のサテン仕上げってのがミラーになっちゃうよなぁと気後れし、ウェスにパーツクリーナーをシュッと吹いて青棒に擦り付ける。それでハンドパワーでブレードを磨くならサテン仕上げの表面が蘇るかと企んだ。と・こ・ろ・がぁ、バックデザインはそれだけでミラー仕上げになっちゃった。これは植田浩史プロのお手入れでもあるし、使われた道具が今に残る姿。ただ、同じ方法でホーゼルを磨くなら、そこにはちゃんとサテン仕上げが蘇った。バックデザインだけで語るなら、アドレスしてお日様が眩しいってのはどんな状況かと思いあぐねるのですが、フェイスのスコアラインの無い部分や、トップラインなんかがお日様を反射するのかも知れない。ま、転売を目的とする訳でもないのでオリジナルの状態を死守する必要もなく、レンジやラウンドで楽しむ為のお手入れ。リミテッドの刻印の色差しは黒。早速挿しておきますか。