warning system
孝行糖と言う落語の古典がある。典型的な長屋の与太話で、親孝行に尽くした与太郎がお上から報奨金を頂いた。身の程を超えたキンスを手にした、ちょいと頭のねじが緩んでいる与太郎を心配して、長屋のご隠居やはっつぁんにくまさんが寄ってタカってその使い道を考える。で、飴売りの商売を勧め孝行糖と言う飴を売ることになった。
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その売り声は、こうこうとう~、こうこうとぉ、孝行糖の本来は、と親孝行の話を売り声にして街中では話題にもなった。あるお屋敷の前に至り、いつもの売り声で商売をしていたら、門番が出てきて、家主の事情でうるさいと来た。それでも与太郎は売り声を辞めず、とうとう門番から乱暴を受けてしまう。てぇへんだぁ、ってんで長屋衆が助けに入り、どうした与太郎っと声をかけると殴られたぁと泣いている。いってぇどこを殴られたんでぇ、と尋ねるなら、こことぉ、こことぉ~、ここぉ、っていうダジャレの落ち。こんなお話を面白おかしくする落語家さんもさすがのプロで、オチを知りながら何度聞いても面白い。
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てな冒頭話がなんでネタになるかと言えば、孝行糖が警告灯にリンクした。ほんの言葉遊びながら、今時の電気製品は警告灯と言うよりもエラーメッセージですが、ある時期クルマやバイクには速度警告灯と言うのが義務化されていた。トップブリッジの真ん中に大きな赤い警告灯があって、100キロを超えると点灯した。夜の高速を走っているとサウロンの目が真っ赤に光り、端から見るとライダーの顔周辺がボォ~と赤く照らされて、ゴーストライダーみたいだった。当時の我が家のクルマはウォルフスブルグの民族車ブランド、その名もゴルフに乗っていた。流石の輸入車にはデザインインされたモノではなく、民族系輸入商社が義務化された警告装置を付けたのはブザーだった。車内の会話を邪魔するほどの音量でしたが、なんとも情けない音で、長期間鳴らし続ければ壊れちゃうんじゃないかとオービスや覆面に注意しながら走らせたこともある。
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結果的に壊れませんでしたが、今ならナビ画面のテレビを走行中も見られる様にするのと同じく、解除するのがショップの仕事になったでしょう。ってのもブログ主の昔話にすぎませんが、やっと趣味ネタに。ブログ主のスイングスタイルにも自身で定義した警告灯ってのがある。それはトップで視界の左に入るヘッドの影。いわゆるオーバースイングの警告灯なわけ。悪い癖と知りつつ、ジョン・デイリーの登場でメディアも含めてオーバースイング悪くないって風潮が流れた一瞬もある。でも、結局は体力も習熟度も違うわけで、やれるもんならやってみろってぇ感じで、ジョン・デイリーの酒浸りのスキャンダル後にはあっと言う間に下火になった。
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素人としてはオーバースイングの原因は主にグリップの緩みなわけで、トップの切り返しでアドレスの視界にヘッドの影が見えるとこりゃいかんになって、小手先でなんとかしようとするのが癖。んなことしてもどうにもならないわけで、スイングを止めるわけにもいかない段階、ボールはどこへ行くかわからない。ダウンの力感を抑えて当てるだけってのが安全策で、怪我の少ない方法を取るのです。つまりはブログ主のスイングスタイルに警告灯が灯れば、その一打は諦めるしかない。
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これをエラーメッセージに替えて、頭の中ではエラーメッセージはコード表に照らし合わせて、グリップの緩みだったのか、右わきがあいたのか、腰が右にずれて右肩が上がったのか、いろんな原因を探る。いつものことながら、ラウンドでもレンジでもそんな工夫にほとほと疲れて、何も考えずにただ振るというのが一番の飴玉。おじさんは孝行糖よりも龍角散のど飴が心地よい年頃です。今回、終始戯言にて。