
頂いたプレシジョンのシャフト、その時に備えてすぐに挿し替えできるように準備を進めます。グリップを見るとヨネックスから抜き取られたと思われるのが、FMC6.0。このチップからは釘ナマリを抜き取った。
いくらか赤錆も浮いていましたが、赤なら心配無用。スチールウールで磨いてこそぎ落としておきます。ついでにチップの外に残った接着剤の除去も試みたのですが、これはスチールウールでは無理だった。手触りで明らかに接着剤とわかるところはカッターの刃でこそぎ落としましたが、仕上げておくにはサンドペーパーでないと無理。内側はウェイトがピタリと収まっていたので、抜き取ってみればそれほど接着剤は残っていない様子。でも、短いウェイトが忍ばされていたシャフトは奥の方に接着剤がシャフトを塞いでいる。これも電動リューターでお掃除しなきゃなりません。電源が必要となればリビングのエプロン作業。ライフル6.0の方は接着剤がびっしりとシャフトを塞いでいる。
ただ、チョイと観察するなら、なんだか異物が混入している様子。ウェイトのようですが、釘型のナマリではなく、針金状に見える。これはシャフトを焼いても引き抜けるような出っ張りもなく、電動リューターで接着剤を落としながら掘り出すしかなさそう。こちらのセットは2本に世代違いが挿されていますが、そっちの1本には何も仕込まれていない。理由背景は不明としながらも、どこの作業でしょうか。この1本にはウェイトを仕込む必要なしと判断したのか、それともコンポ屋工房がウェイトを無視して、単純に挿しただけでシャフト代金と工賃を請求したのかもしれない。コンポ屋工房には一切の信頼がないブログ主ですが、もう一本の世代違いのプレシジョンのチップは接着剤がシャフトを塞いでいても、そんなウェイトがあるようなないような。これはリューターを突っ込んでみないと分かりません。
バランスウェイトを調整するような重さを埋め込んでいるとしたら、この細い針金のようなウェイトはいったいどれくらいの長さが仕込まれているのか。カーボンシャフトとスチールシャフトでヘッドを共用するようになった時代には、ホーゼルに仕込まれたウェイトはオリジナルの設計打点を高くしてしまうとして、基本設計に疑問という論調があった。雑誌には豊かな広告出稿から予算に余裕のあった時代には、パーシモンではありましたが、X線写真を撮影しどれくらいのウェイトが仕込まれているのか、メジャーなクラブを並べた。これには仕込まれたナマリや、ソールビスにインサートのビスも明瞭に映っていた。でも、いくつかのモデルにはソールのウェイトがなくてシャフトにウェイトが仕込まれているのがはっきり見えた。厳密にいうならこれじゃオリジナルの設計デザインなんてどこ行ったってなことになりそうですが、マスプロダクションによるメーカーものには見えない部分にそんな仕組みがあったってぇ事だ。
ならばアイアンもしかりで、メジャーメーカーのアイアンでしたが、ボンベトーチを仕入れる前にキッチンのガス台で接着剤を焼いてみた事がある。その時はヘッドは無事に抜けましたが、仕込まれたナマリが溶けて液状になってポトンと落ちてきたことがある。調理の脂だらけのガス台だったんで、冷めたらポロっと剥がれましたが、こんなこともあるんだなっていう過去の経験。今回のウェイト然としたものも頭しか見えていないままですが、中はどうなっているかわかりません。リューターで穴をほじくって徐々に削っていくのが手順となりそうですが、まぁ、エプロン作業として夕食後の楽しみ。そう、こういうのが楽しかったりするって偏屈おじさんの観察ネタなのであります。