wilson group models
キャプランの赤い表紙、ウィルソン編の本はいまだにトラッキングパッケージに変化がありません。81年のコピーライトとあって、編纂されたのもきっとその頃。白い表紙のコンテンツの解説には最終ページにこれ以降の資料については追加料金なんぼで提供できると書いてあるのが見えた。
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今はどうなってしまっているかわかりませんが、バイクレストアの趣味の頃には、二輪史研究会という組織があって、当時のカタログやメンテナンス資料のコピーサービスをしていた。当時のブログ主の周囲だけかもしれませんが、筑波サーキットでは年に一度のフェスティバルがあって、そんな古いバイクを思い切り走らせて楽しんだし、浅間火山レースの跡地付近でエレファントラリーの様に全国からライダーが集まるというイベントにも毎年参加していた。そんなイベントは大小取り混ぜて地方でもたくさん開催されていて、ブログ主世代ではそれに参加するメインのバイクが旧車と呼ばれたもの。少なくとも1960年代までのモノで、今時のネットに公開されている旧車会という70年代のマルソウバイクとは別物。
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地方のイベントへ出かけるとなると同好の士が40台ほどの個性豊かな旧車で集まりマスツーリングで、エキゾーストも独特。たまに止っちゃうのもいましたが、ライディングウェアも独特で、ブログ主は主に英国の田舎コート、つまりコットンのサファリの様なジャケットにオイルをしみこませたスタイルにクロムウェルというハーフキャップのヘルメットにゴーグル。このゴーグルもイタリアのホスパイクという逸品を探したものだ。異様な集団でもおじさんばかりで、衆目を集めてましたね。あ、じゃない、キャプランの本はネタ元と著作権の承認を得ていたのでしょうが、二輪史研究会のコピーサービスは著作権のクリアをしていなかったんじゃないかと思う。
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と言っても、著作権者の会社組織は破産していたし、コピーという作業に対するコストのみを回収して人格なき法人の様な利益の無い運営をしていたのかも知れない。でもそれで助かったのは事実で、あるバイクのエンジンのカム駆動がギア式だった。このメインギアが減るのが欠点で、後期のモノはチェーン駆動になったのですが、大小3つくらいのギアを組み合わせたユニットを偏心軸からいくらか傾けることでそのギアの減りを調整していた。
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こんな資料のあるなしでこのエンジンは生死を彷徨ったのであります。ついでにこのメインギアは大きなもので、ベークライト製。かなり減っていたので、下町の工場に相談してみたら、アルミで作ってみるかと端材でちょいちょいと作ってもらった。んで嬉々として組んでみたら音がすごい。甲子園のサイレンの様でした。ベークライトというと小さい排気量の2ストモデル、レーシングキットが入っていたのですが、ロータリーディスクバルブで、これもベークライト。学校や役所の床材にあったPタイルみたいなものだった。これも数十枚作って切り欠きのコーナーの取り方で耐久性が違いましたが、50㏄のバイクで、小さいピストンを16000回転回して筑波で楽しんでみました。話が沼にはまります。
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ここらで抑えておきましょう。幸か不幸かアイアンに置き換えてみると、クラブにはバイク程パーツがない。ヘッドというメーカー鍛造の金属塊だけと言ってもいい。ただし、ウィルソンの場合はシャフトがねじ式に挿されているモデルの判別がややこしい。これゆえにホーゼルには滑り止めのギザギザが必要だったわけで、後にローレット飾りと言われるようになりましたが、本来は不可欠な加工だった。これも資料に確認できなければシャフトの挿し替えはできない。大切なのは破壊せずに使う事。そのための資料ってぇのは大事です。淡い期待にはヘーゲンものっていなかなぁって思っております。