
世代のカラオケの定番は銀恋。得意ではありませんが、バブルな頃に飲みに行くと壁のシミになっているブログ主を、同席する女子たちがこの曲をリクエストして引っ張り出されたものです。
もしかしてご存じなければ、銀座の恋の物語という正式名称。石原裕次郎と牧村旬子のデュエット曲ですが、同名の映画では裕次郎の相手役は浅丘ルリ子。まぁ、そんな昔の事は銀恋デュエットを楽しんでいる今世代のおじさまたちにもほとんど関係ない大昔の事。そもそも銀座と言えば金座銀座の貨幣鋳造所があった地名に由来するらしい。ならば格上の金座がどこかに現存していてもよさそうですが、東京の銀座の発展を見て、東京都内にも地方都市のアーケード街や温泉地にも何とか銀座ってぇのが残る。この辺りは日本民族文化の研究者にお任せしますが、大阪にも銀座があったようです。ってんで、それとのリンクは不明ですが、ネタにするのは大阪銀座ゴルフ、ダイギンのTR-258の定点観測であります。
TRとはターフライダー、258とは、TR-2というモデルの3番でライ角が58度というモデル。製品として揃えられたのは60と62があったらしいですが、最もアップライトなモデルなわけだ。ケネススミスも扱った銀座ゴルフの系列だったようですが、近代ではピンのご権威としてネットにも情報が残されている。
今はわかりませんが、ダイギンゴルフとして御徒町に店舗があったらしい。ってんで、ダイギンゴルフというとピンパターやアイアンが大きく取り扱われ、当時のカーステン氏の来日時には店舗も訪れて、ピンの事なら何でも知っているというご亭主が語られた記録が好事家の情報として残されている。てな事で言うなら、気の迷いで製造したオリジナルモデルに関わる資料はほとんどありません。生産年式も定かではなく、しかし今回は二鉄から手にできたことで、それなりのモデルであると持ち主は欲目で観察しております。バックデザインは80年代のスタッフとか、舶来モノのどこかで見たウェイト配分ですが、例えばアドレスした景色からはヒールが高く見えてひっぱたけるような印象がある。
でもバックデザインから見るとトウが高目でブレードも長く、またホーゼルも低い。ってぇことで言うなら扱うには繊細さもなさそう。まだこの猛暑に持ち出していませんが、特徴的にはソールのダイギンゴルフの刻印には変わったフォントが使われており、番手刻印もキャディーさんによっては難読な数字が打たれる。ある意味おしゃれと言えるのかも知れませんが、マッスル系のモデルとしてはブレードのディメンションやバックデザインの主張はほとんど出尽くした感のあった時代の事。新製品のコンセプトはキャビティーへと大移動しているころですから、遊びの要素もあったのかも知れません。ダイギン自身がその最先方たるピンを一押ししていたわけですから、悪く言うなら舶来モノの模倣であっても機能じゃなくて、所有の意欲をかき立てたるコンセプトなのかも知れない。
数少ない資料にはこのモデルは軟鉄鍛造とあって、街工房でも曲げ調整ができるはずですが、3種類のライ角を揃えたというのもピンの影響を受けているような気がします。あまり知られていないのかも知れませんが、パーシモンにもポテンシャルという他には類を見たいインサートを持ったモデルもあって、オリジナルに意欲的な時期もあったようです。
までもね、ご商売ですから時代の流れがピンに来ているなら、それにうまく乗っかるのが商売人。東京の銀座ゴルフはブログ主の記憶では普通の街のゴルフ用品店という趣でしたが、ケネススミスもその権利が商社に移り、三越デパートの新館のゴルフ売り場に並んで初めてワッグルしてみたことを記憶しております。このブログではマイナーなブランドを妄想で語っております。