Golden Bear JN54
さてはて、早速のお手入れはゴールデンベアーJN54であります。すべての番手に気持ち程度のナマリが張ってある。
Golden Bear JN54
これがどんな効果があるのか、全くもって不明ではありますが、こういった作業ってぇのはプロ工房によるものと思われる。きっとバランスの微調整だろうし、ならば精密な計測機器によって計算された必要な重さのナマリを切って張り付けたと思われます。街中に脱サラ工房がニョキニョキと現れた頃には、退職金を工房教室やその主催が提供する高額な精密機器につぎ込んで、自宅ガレージを改装した皆さんが工房主。でも、曲げ調整に関しては熟練が必要で、ブログ主も一度二鉄を預けて大失敗しました。数字だけを追い込まれたネックは哀れにもオリジナルフォルムからかけ離れ、無残にも捻じ曲げられてしまった。
Golden Bear JN54
これは熟練工房へ持ち込んで、オリジナルフォルムへの復帰をお願いしましたが、工房主は元には戻らないと明言した。それでもできるだけとお願いして、直してもらいました。確かに元通りとはなっていません。だもんで、当時メディアが呼んだコンポ屋工房へは曲げ調整の持ち込みは絶対に避けるべきことと認識。ちなみにコンポ屋というのは、当時台頭したリシャフト用のカーボンを仕入れて、組み直す程度の工房の事。今の工房もそう変わりませんが、出始めの頃のカーボンシャフトはそれを仕入れて販売するだけでも商売は成り立ったとの事。ま、そりゃ別のお話として、たとえ繊細なバランス調整を施したところで、月一サンデーゴルファーには明確な変化は感じられないもの。
Golden Bear JN54
でも、精密機器によって、数字の違いを見せつけられるなら、工賃を支払ってしまうのが当時のアマチュア気質。メディアもカーボンシャフトメーカーの広告を期待する背景に、街工房への出入りを推奨したものです。まぁ、昔話としておいて、ブログ主的には極力メーカー出荷の状態、見てくれのままで楽しみたい。僭越ながら、尾崎プロと同じ信条です。だもんで、このナマリは、即刻剥がすのがお手入れの第一歩。小さい千枚通しを使って、鉛の角をめくるとすぐに爪で剥がせるのですが、両面テープがしっかりと残る。これが厄介なわけで、指の腹を使って端をめくり慎重につまんで剥がすのですが、なんつっても二鉄からSWまで合計10本。入浴後の作業でしたが、水ぶくれにはならないものの、お湯につけたらヒリヒリするほど酷使してしまった。
Golden Bear JN54
おじちゃんの白魚のような指、とは言いませんが、柔な手には面倒な作業だった。パーツクリーナーで溶かしてスチールウールで剥ぎ取るって手もあるのですが、剥ぎ取った破片をスチールウールが取り込んで、そのままシャフトも磨いちゃうと塩梅がよろしくない。ヒリつきそうな指をさらに酷使して、スチールウールでヘッド、シャフトと擦りに擦ってみた。ならば、ブログ主的な持ち物としては至極真っ当な程度に回復するのです。いやいや、美しいと自己満足の世界。詳細は改めてですが、バックデザインもちょいと変わっていて、腕達者には左へ行かないクラブと暗示させる演出がある。シャフトにはバンドが残っていませんが、ステップからするとダイナミックやダイナミックゴールドのRと言ったところ。
Golden Bear JN54
妄想した背景的にはSでもよさそうですが、始めのステップまでの長さはあきらかにRと思われます。んで、作業を極めると一つ発見してしまった。5番のシャフトにえくぼあり。何かの外力でへこんでおりますが、極々小さい。その昔熟練工房さんにもっと大きな凹みをグリップエンドからの板金作業で直してもらったこともありましたが、まずは、気にせず振り回しちゃうつもりです。グリップもツアーラップだし、持ち出しオッケェの状態です。ついでにヘーゲンの白カビだらけのナマリも剥がしておきました。エクボってこたぁヘイグ。次のお手入れはヘーゲンですかね。
Golden Bear JN54