Haig Ultra models
抱き合わせのワクワク物が到着するまで、少し時間がある。その時間を楽しむのは、当然のごとく資料あさりです。ネタが進めにくいので、詳細は小出しに明かしていくことにしましょう。
Haig Ultra models
一つ目はブログ主にとっては大好物のブランド、ウォルターヘーゲンです。つい最近ザ・ヘイグを手にしたばかりですが、今度のモノはリバイバルじゃない。今のところちょいとぼやけたままのサムネイルからの判断ですが、1968年のヘイグウルトラ。特徴的な様々なところを確認するなら、きっと間違いはない。50年代ものから80年代、90年代のクレンショウモデルまで、多くを手にする過程でたくさんの情報も得ております。1944年からウィルソンの傘下に入り、ブランドとしてはウィルソンスタッフの先行マーケティングモデルだったのが、50年代。ウィルソンの屋台骨たるダイナパワーに先行して新しいアイデアを先んじて実験的に製品化されていたと思われます。そこでユーザーからのフィードバックをつかんで、本家の製品には不具合の無いよう、いわばアイデアの実験モデルとされていたように見える。
Haig Ultra models
故に年式ごとには全く別のアイデアが盛り込まれて、つながるモデルでも、かなり別物の個性を備えていたのです。ま、それも素人観察のお話。手元の現物と資料では、ウィルソンの代名詞であるドリルドスルーホーゼルは、ダイナパワーより先にウルトラパワーで製品化されています。このサブネームはウィルソンならスタッフのダイナパワーでしたが、ヘーゲンモデルはウルトラパワー。これが後にヘイグウルトラと名前を変えていくのです。60年代に入って、からは独自の路線を展開し、パワーバーを発展させたポッテリとデザインとなり、他にはない特徴がある。
Haig Ultra models
これは古鉄ミュージアムに詳しくですが、マーケティング的にも面白いのは年式ごとにヘイグウルトラのロゴを変えていて、当初は全部大文字だったり、キャップアンドロー、つまりHUは大文字であとは小文字にされたりする。次いでヘイグとウルトラの間に何らかの記号や紋章ロゴを入れたり、紋章ロゴを間ではなくトップにしたりとそんな差別化がすんごく明確にされているのです。さらにはセットされるウッドも当然あって、ストラタブロックの積木ヘッドでしたが、そのインサートの真ん中にアイアンとお揃いの年式を示す記号が入っていたりする。
Haig Ultra models
もちろん30年にわたってという事ではありませんが、少なくとも一定期間はそんな違いで年式がはっきりと識別できる。これも今ではページを閉じてしまった横文字通販のアイアンファインダーという抜け番手を提供していた組織が整理していた情報から読み取れる。んで、それに従って、ぼやぼやサムネイルから判断するなら68年モデルに違いないというわけ。次々とヘーゲンの年式違いに手を出していた頃にもこの年式物は流通していたのですが、61年リバイバルから始まったヘーゲン趣味では、この年のアイデアが少し趣味路線からずれていたように見えた。
Haig Ultra models
ま、それよりも他の年式にウツツを抜かしていたら、手にする機会を逃したって事ですが、そんな詳細は現物を手にしてからのネタに取っておきます。当時はのんびりと見まわしていただけでも、結構流通に登場したヘーゲンブランドですが、今ではほとんど見かけなくなりました。当時は輸入代理店もなく、小売りビジネスにしてみればウィルソンを並べていれば十分に商売になった時代。同じ傘下とはいえ、日本ではプロ契約もない売りにくいヘーゲンプロダクトを並べる必要もなかったのは当然の事。
Haig Ultra models
ならば、流通に残る数も限られていて当然です。ってぇこって、それを手にできることはかなり幸運なこと。ってんで、68年ヘイグウルトラ、このネタのデータには登場しませんが、おいおいデータも更新します。