
ラムのプロツアー、当初は3番抜けを手にして抜けた番手の登場を期待しておりました。まぁ、そうそう都合よく事が運ぶことなど稀なわけで、しばらく検索をしていたら程度の良いセット物が登場。その提供価値がまるで抜けた番手単品程度だったことで、結局は二つ目のセットとなってしまった。
先にあった二鉄は後から揃ったセット物と組み合わせることになりましたが、結果的にフルセットと4番からSWまでの二セットになってしまった。はてさてどうするかってぇのは、ちょいと棚に上げておいたのですが、チョイとその前に観察をしてみたところ。ってぇのはツアーグラインドみたいに年式の違いなんてのがあれば、ブログ主の中では別物のセットとなる。TWカスタムは二鉄を複数手にする機会があったのですが、そこには明確な違いがあって別物だったのです。その違いはヒールで、ラウンドしたライ角で自由度が高そうなものと、伝統的なヒールにカチッとした角があるモノの二つだった。ならばこれはブログ主的には別モデルだったわけだ。
そんな違いでもあるかもという魂胆で観察を始めたわけです。でも、結論から言うなら、明確な違いってのはなかった。外見上はセルにレジ番があったりなかったりという違い程度で、年式的には違うものと思われますが、機能に関わる部分はほぼ同じ。このほぼ同じってのが今回のネタであります。機能に関わる部分に違いは全くないと言って良いのですが、すんごっく細かな観察をするなら、フォルムの縁取りに微妙な違いを発見。目立つのはトウ側の角にある違いで、頂点のあるモノとないモノがある。それがリーディングエッジへのつながりで微細なサイズに違いが見えた。これって、その昔ホンマが解説していた研磨職人のその日の体調や気分が影響しているのかもしれないって感じです。
聞くところによると、鍛造の製造過程では真っ赤に焼けた鉄棒を金型でドンとプレスすればバリってのが出る。このバリを研磨するのが手作業なわけでマスターモデルはあるものの、たくさんのグラインダーの前に並んだ職人さんはいちいちそれに照らしわせて研磨するわけじゃない。
統一するのは重さでも、そこには許容範囲ってのがあって、ピタリと合わせるわけでもない。確かにどこがどうというよりも、あちこちに見合えるそうした微妙な研磨の違いで番手を並べると、鋭い感性を持った方なら、なんか雰囲気が違うと悟ってしまうかもしれない。それをブランド品質の維持という観点で、セット物の全ての番手を同じ職人が仕上げるという解決をしたのがホンマプロダクトだったわけだ。規模の大きいメーカーは流れ作業で研磨職人は決まった番手を研磨していたという事のようです。シャフトはダイナミックのRでバンドの位置が少し違いますが、ステップの位置は全く同じ。長さも若干の違いがあるのですが、それってグリップエンドの厚さの違いっていう程度。
んで、結論に回帰するのはこれは同じモデルだという事。もともと、同じモデルを二つ並べてあーだこーだなんてネタにするのは尋常な事じゃないし、そんな職人さんの仕事の違いを見つけたからと言って、だからホンマが優れていたなんてことを言うつもりもない。一時期、マッスルモデルでも精密鋳造っていう製法もあって、鋳造で基本の型を作ったのちに一発鍛造したらしい。これなら大きなバリも出ないし、職人研磨による微細な違いも出にくい。メーカーも自社の製品の品質維持のためにいろいろと尽力していたという事なわけだ。はてさて、この4番からのセットをどうしようかと考えてみた。このモデルは82年の関東オープンでスランプだった尾崎プロが優勝復活を果たした時にバックに収まっていたモデル。
そんな背景のあるモデルですからねぇ、二つ目のセットはどうやって楽しんだものかと思いを巡らせているところです。