
先日の雨の日、お仕事に出る朝の電車に乗った時の事。幸運にも座ることが出来て、さて寝るかと思ったのですが、ふと目線を前に座る皆さんに向けてみた。天気予報も一日中雨の日は当然のように傘をお持ちなんですが、座っている全員がビニール傘。
あぁ、そんな時代なんだねと思うのですが、ブログ主的にはちゃんとした傘を持つのが雨の日の常。ビニール傘ってぇのは折り畳みも持たずに出先で雨に見舞われたなら、仕方なくコンビニで買うものだった。一時期はそんなビニール傘が玄関先の傘立てにたくさん押し込められているというのが一般家庭の風景。元々ビニール傘ってぇのはモデル傘ともいわれ、広告テレビ業界がロケに出て雨に見舞われたときにモデルさんに差しかけるのが光を通すビニール傘だったらしい。今では周囲の視界が良いという利点もあるそうですが、ブログ主からしてみれば俺様主義の横行する中では、見えたところで周囲に気を配るものなど皆無と言ってもいい。相変わらず昔話ですが、今では傘は自動で開くもの。古くはワンタッチ傘と言われ両手で開く傘よりも当初は当然高価なもの。
今や両手で開く傘の方が珍しくなりましたが、スプリングの反力で傘を細く纏めようとしてもふっくらした形にしか収まらない。これもブログ主の細かぁ~いこだわりですが、傘を持ち歩くには英国風にできるだけ細く巻いて収めるのがスタイリッシュだと思い込んでおります。親父から引き継いだそんな英国製の傘もあって、持ち手にはリザードが巻いてある。親父もめったに使いませんでしたが、大きくてそれこそカッコいいものです。こんなイメージを持つブログ主にしてみれば、ビニール傘は朝のゴミ出しに使うモノしか持っておりません。傘が壊れたならそれを修理して使うのが当然だった世代からすると、駅の傘専用のゴミ箱にあふれんばかりに放置された壊れたビニール傘を見かけると、ちょっと違うんじゃないかなぁと思っちゃう。まぁ、誰も気にしていないでしょうけどね。
ってんで、伝統的な傘を良しとするブログ主が使うのは、保守的なマッスルバック。鍛造素材が良いというのは打感がどうこうなんてわかりゃしませんが、当時はロフトトライの調整ができるからという理由でそっちを好んだもの。今遊ばせてもらっている中古のマッスル系モデルも、詳しく調べるなら精密鋳造ってのも多く、こだわる部分ではないというのが実際ですが、傘みたいに利便性を求めるものでもない。
世界的な日本の自動車メーカーが、ことあるごとに冒頭に披露するのは自動車という製品の利便性を追及して、広く普及させるってのがメーカーコンセプトにあるらしい。その結果、自動車を操る面白さってのは遠く置き去りにされ、実用的な車を数売ることでシェアトップを実現してきた。こりゃ傘と同じですな。地下鉄の駅を上がって雨が降っていれば、近辺に人がいようともお構いなしにその場でワンタッチの傘をバンっと顔の前で広げる。それにはたまに恐怖を感じる事あるくらい。下に向けて開きましょうよ。てぇこたぁ、利便性とか、伝統美とか言っても、結局は人の使う道具であるなら、使い手次第。ゴルフクラブやクルマは基本的には道具ですが、趣味で楽しむならそうは言いきれない。
んなこと言ってるから、足の踏み場のないリビングになるわけだし、整備代の高い車にも乗るし、傘を開くまで時間がかかってちょいと濡れちゃうのですなぁ。ま、それも良し、自らそれを選んでいるんですからね。
