
詳細不明のクラフトM622を現状のまま、レンジへ持ち出してみました。二鉄はスチールシャフトですが、3番からAWまでの9本は80年代当たりのカーボンシャフト。シャフトバンドもなければ、ブランドやスペックのプリントなんぞない。
ついでに6番だけ塗色の違うカーボンで、何らかの理由で挿し替えられている様子。んで、これをバックに入れ替えて玄関先からどっこいしょって抱えてみたら、明らかに軽い。まぁ、これぞカーボンってぇ事なんでしょうが、はてさてどんなもんなんのでしょうか。もちろん、こりゃどっこいってぇのはその軽さだけではない。いつもの通りレンジで振り始めるのは短い番手から。SWはありませんが、PWではなくAWからになります。いつもの力感だとなぜかダルマ落とし系の振り方になっちゃうこの日の調子でしたが、これを体の正面でインパクトするべく工夫してロフトのある番手でも手応えの良いところを探してみた。球数を要することなくすぐにそんなところを見つけられるのですが、AWってぇのはどれくらい飛ぶもんなんでしょうか。この日はレンジも混んでいて、空いた打席は円弧になった端の方。
だもんで、いつものダミーグリーンまではいくらか近いと思うのですが、打席にはターゲットまでの距離を書いた紙が置いてある。大方いつもの打席より5~10ヤード近いようですが、だとしてもAWでの距離は慣れたクラシックロフトのPW並み。ってぇとPWはってぇと、たしかにAWの上の番手として飛距離。なんだこりゃぁとちょいと番手をすっ飛ばして7番を振り回して見ると、爽快に打点を喰った当たりでは見知った番手の距離としては2番手飛んでいるのです。数少なくともシャフトが違う6番で こりゃまた気持ちえぇわぁって当たりが出ると、その飛距離は二鉄かいなってくらい飛んだ。いや、んなはずもなく、打席からの飛距離はいささか甘いというのが実際。にしてもこのたった1発の6番は、おっとっとって感じだった。
そんな後に長い番手に持ち換えると、その飛距離を求めて力感が増してしまう。いくらか右へふける球筋が増えてしまうのは素人のサガ。でもカーボンのおかげか高さも出ているし、これが軽いシャフトの効能ってぇところでしょう。確かにスチールの二鉄に持ち替えたとたん、普通に持ってみただけで結構な重さを感じる。しかぁし、あえてそれを振り回すならこれもまた悪くない。重いクラブを振り回すのはいつもの事であって、軽いクラブが当たったこの日の調子が特異な事。当然力感を抑えて軽く振ってみたわけで、端から軽いクラブを振って工夫をすれば、自然体で身体の正面インパクト。ついでにコツンコツンで感じた通りに美味しい打点はトウヒール方向に長くて低いところにありそうで、ヒールを意識しすぎるとブレードが左へクルっと向くのが分かる。
そうそう、当然それはグリップに感じるわけで、劣化したグリップではレンジを楽しめないだろうなと思っていたのですが、コード入りってのはそこまでじゃなかった。もちろん左手の小指には意識を集中しますが、コードなしのスイングライトのようにどうーしよもな、っとはならんかった。飛距離の確認はロフトを見ないとわかりませんが、ホーゼルに工房調整の跡が無いか確認してみた。でもそれらしい治具の後はありませんし、フォルムも綺麗なネック。出自不明なモデルではありながら気難しさもなくよくできた飛ぶアイアン。さらなる調査を続行いたします。
