
保管部屋を行ったりきたり、VIPの復刻盤を取り出したり、共通するネタは目に飛び込んでくるバックデザインの刻印の印象。VIPにはいろんな逸話がありますが、オリジナルにはVIPの刻印には銅色が挿されていて、これはニクラウスの提案だったとの事。
ホントかどうかはわかりませんが、ヘッドの仕上げには鍍金の下地には銅メッキがある事を予想させる品質感があるという理由らしい。どこで見かけた情報化は忘れましたが、確かに当時に見かけた復刻をはじめ、国産レプリカもゴールドじゃない、いくらか赤っぽい色が刺されていた。このネタを仕入れてから、VIPの化粧直しにはプラカラーのカッパーを用いて、色を挿していました。一般的にバックデザインの刻印に色を挿すなら、まずはブラック。いっちゃんお手頃なのは百均のネイルカラーですが、これって商品の入れ替わりが激しくて、黒のつもりで買ったのですが、小さい瓶に書かれている注意書きは齢の目にはほとんど判読不能。でも少なくともブラックを買ったつもりなんですが、重ね塗りを前提としていくらか透明度の高い塗料らしく、軽く色を挿す程度では濃紺にしか見えなかったりする。
前のネイルカラーはホントに黒だったんだけどなぁ。他にも、バックデザインに色を挿すには金とか、赤が多く使われている。当初は車のタッチアップとかも使いましたが、これは結構良いお値段だし、すぐに乾燥して使えなくなる。ネイルカラーにもあるのですが、金はラメ入りだったりして、用途が違えばイメージも違う。だもんで、これもプラカラーに変えて、常備しております。あぁ~、思い出すならもっと元始の頃は油性のマジックで色を挿していたなぁ。ちょっと変わったところでブルーなんてのも出番は少ないのですが、用意してある色。これはホーガンのパーソナル以降、国産が好んで使った配色で、ブリヂストンのMTN3のJマークが赤と青だったことからフォルムやシルエットがそれほど似ていなくてもマーケットではパーソナルを意識したと言われたものです。
デザインは全く似ていないものの、そんな挿し色のイメージでそう言われてしまう時代。先行する著名なものを真似るのは今は大陸の十八番ですが、日本だって始めは海外物の模倣で始まった企業文化があるのです。これに触発されたわけではないと思いますが、ミズノだって、TN-87のMの下にラインを入れたロゴはこれまた青と赤。これで腕達者向けのモデルにはその刻印に黒と赤が挿れているなんてイメージにもなったものです。ミズノの場合はTN-87に限った事でもなく、しばらく他のモデルにも使われました。ついでといっちゃなんですが、アシックスのプログラインドも青と赤。ブログ主のイメージは船舶の信号旗でしたが、確かにこの現物を当時の同伴競技者のバックに見かけて、以降40年来鮮明に記憶に残っているわけだ。
とてもレアケースでは緑なんて色も使われていたのが50年代のウィルソン系のモデルです。手にした時のオリジナルの色が残っていたので間違いはないと思うのですが、これもタッチアップペイントとネイルカラーの両方を揃えてみたモノの、その後の出番は少ない。ブログ主の元では、オリジナルとかけ離れた色を挿してしまうとなんだかしっくりこないもの。色を抜いてしまうという方も多いようですが、なんだかピンボケを見るようでコントラストが甘い。それも好き好きですが、ホーガンのサンバースト、太陽のキラキラやスポルディングの月桂冠に金色を挿して真ん中に別の色を挿すってぇのは至難の業でありつつも、楽しいひと時の作業であるのです。仕上りは適当に見て下さいな。
