
楽器でもなく発動機でもない、音叉マークブランドのプロダクト、幸いにも手にできたってのがこれです。ヤマハツアープロSX-351で、一部に知られたSX25の次世代シリーズと思われます。3番からPASのセットで10本セットのシャフトはプレシジョンの5.5。ブログ主もいろいろと流通を観察してきた中で、351は初めて見た。151というのが低重心で、251がスタンダード、351は左へ行かないモデルという棲み分けがされていて、腕達者向けの351は数が少なかったのかも知れない。
シャフトにはいくらか錆が浮いていましたが、ブログ主的にはいつもの通り。スチールウールでガシガシ擦って程度を回復した。ついでにヘッドも綺麗に磨いてみたら、クロームがつやつやと状態を回復した。先に手にしているST-30もクロームの質がアメリカンクオリティーで、デコトラみたいにピッカピカでしたが、後発のクラブメーカーとしてヤマハのこだわりの一つのようです。見ての通りデザインからしてあまり気を遣わずに振り回せそうですが、いくらかブレードが長くてブログ主的にはドローが楽しそうなモデル。
でも資料からするとヒールが高くて左へ行かない機能があるとの事ですが、それはきっと同じシリーズモデルの中にあってと考えます。あとで必ず並べるネタになりますが、調べてみるならST-30がヤマハ初の鍛造アイアンとして1983年に登場。ハルサットンやスコットシンプソンのSX25がきっと二代目のマッスル系プロモデル。メディアの資料で見かけただけですが、MXというモデルもあったらしく、これはコンベンショナルなマッスルデザインだったようです。イメージで言うなら、SX25がいくらかフランジのあるモデルでしたが、3桁モデルになるとその低重心イメージがさらに強化されたように見える。2桁モデルを振り回した記憶を思い出すなら、それまでのマッスル系プロモデルと違って、操作が効きにくかった。と言ってもブログ主のその日の調子ってのが基本かも知れません。
直進性が強いイメージで、振り方のちょっとした工夫で操作できた古い世代のマッスルとは確実に違った。古い世代ならちょと外に出すイメージとか、左へ振り抜くイメージだけで直進の推進力を失った球が、落ち際にフラフラァ~っとイメージした方へ曲がった。でも80年代モノの多くは明確な意識を持って振らないとそんな球が出ない。つまりはスタンスやフェイスの向きでちゃんとその準備をしなけりゃならん。今時には当たり前の事でしょうが、ダンロップのDP-201なんかもそんな印象。特にSX25はその印象が強くてメーカーのこだわりとも思ったのですが、時代の流行だったってぇ事。その次世代と捉えてみる3桁モデルについては、低重心化ってぇのが時代の流行だった考えるのが順当。プレシジョン台頭の時代と重なるわけで、シャフトは粘りから弾きの時代に移行したような気がする。
ついでに生産の精度にもこだわるメーカーも増えてきて、ホンマなどが、わざわざメディアに残したのはアイアンなら1セットを一人の職人が完成まで生産を担当すると記録させた。アジア生産の台頭した時代には番手ごとに職人が担当し、セットとしてみるなら時に違和感もあったと言われます。そんなこたぁ素人に分かる範囲ではありませんでしたが、そんな品質でライバルと差別化を図るのが80年代半ばの事。ブログ主としちゃ当時のヤマハの質感に大いに期待をしておりますが、351というモデルに対してもこれまた期待大であります。