
レンジ遊びにひげトップ。1965年のオリジナルと断じたモデルを59年後のレンジへ持ち出したわけです。人間ならあと一年で企業組織から引退、年金を払い終えるし、これから悠々自適。というのは既に20年前の話ですかね。年金も雀の涙、引退かと思った企業も再雇用。それも現役時代とは比較にならない減収。
んなこたぁ今更の現代事情、のんきにレンジへ遊びに出られる身分に感謝しておきます。んで、ひげトップはそりゃ楽しいモデルだった。この頃のスポルディングはフェイスのトウ側、トップのあたりがそっくり返っていて、ロフトが寝ているような視覚的な造形がある。初めて見たのは67年のエリートでしたが、復刻版の二鉄にはそんなフォルムはない。まぁ、それはまた別のネタに取っておくとして、ソールをニッケルメッキした番手もお天道様の下へ持ち出せば、まぁ錆止め効果がありそうだという程度ですが、きっとクラシックロフトで飛距離はそれなりだろうと思っておりました。ところが、楽しく振り回して見るとブログ主の感覚的な番手の距離がしっかり出ている。長い番手もなかなかムフフです。ダイナミックのシャフトの硬度はミディアムとあって、いくらか力が勝ると左巻きになりますが、何とか力感を変えずに振り回せないかと工夫してみました。
柔らかめのシャフトを扱うようにボールを左へ寄せてみた。そうなるといささか繊細になりますが、体重移動がうまくいけばドローになる。しかし、それだと安定しないのは面白くないわけで、適度に力感を抜いて爽快な球筋を楽しんでみた。ブログ主がスポルディングを扱うと、どの年代のどんなモデルも球筋はストレートが基本。変にドローを打とうとしてみると当たる確率がガクンと下がる。まぁ、ドローを出せないことはないのですが、フェードを狙うとパシャんという手応えばかりでうまく打てない。このひげトップもその例にもれず、変に球筋を操ろうとしない方が良だそうです。フェイスのフォルムはヒールが高めでフェードが打ちやすそうなんですが、その分トウも高くて力が入った時には勝手にフェイスが返ってくるらしい。ホーゼルもマクレガーに親しんでいるブログ主的な感覚からすると低い方で、力感を抜きながらもあえてフェイスが返らない様に工夫する。
このデザインフォルムは71年のスモールバードの基礎となっているように見えますが、そのスモールバードを初めて手にした時はなかなか扱いきれなかった記憶がある。シャフトがステンレスシャフトだったこともあるかもしれませんが、マクレガースタイルの内側から下ろしてヒール打点を意識して外に振るというスタイルが全く通用しなかった。真っすぐ上げて真っすぐ下ろし、フェイスのセンターで真っすぐ振り切るのがスポルディングスタイルだった。んなこと言っても、ブログ主の素人スタイルですから、その日の調子の方が勝るのは承知の上で当時の三大ブランドそれぞれに扱い方が違うもんだと思い込んだものです。
それが思い込みだったのはその後のスポルディングのモデルを振り回すたびに明らかになり、今回も内側から下ろしてヒールを意識して外に振るなんてスタイルが通用しました。でも、そのままだと左巻きなわけで、インパクト後をストレートに出す意識を持つといい感じ。果たしてそんなことがアマチュア素人に出来ているとも言えませんが、そんな勘違いを楽しませてくれるひげトップであります。