Pro shop work
リシャフトプロジェクト、いろいろと細かい情報を集めてみた。ゴルフプランナーのGP-7をリシャフトした時のデータで語りますが、いやぁ、結論からすると細かすぎて伝わらない、考え過ぎッてことになりそうだ。でもま、それが事実なんで、少し考えてみましょう。
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まずはちょいと知り合いに相談して、ご指摘いただいたのですが、中古シャフトを挿すとして番手からしてちょいと長い場合に、ブログ主はチップ側の切断を考えておりました。そこんところ、長いのならバット側、グリップ側を切るのが普通でしょうとのご指摘。ってんで、あぁ、そうだよねぇ、なんで先端を切ろうとしていたのか。当然ブログ主なりの理屈があって、カーボンが挿さっているホーゼルにスチールを挿すなら、普通はカーボンの方がいくらか太いもの。
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ならばテーパーのスチールの先端を少し詰めるなら、ホーゼルの穴との隙間がいくらか埋まるかもと考えた。ついでにスチールシャフトはR硬度なもんで、いくらか硬くしてもいいかななんて思っていたのです。でも知り合いからすると挿して見ないとわからないのがリシャフト話。まぁ、そこからネタがどんどん発展するのです。シャフトの重心位置が同じだった場合はシャフトが重くなるとバランスは重くなるとの事ですが、カーボンからスチールにするならスチールの手元が重いらしい。
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ってっこたぁ、同じ長さのスチールを挿したとしてもバランスはかなり軽くなる。クラブの総重量はこの際置いておくとして、頭は重くしておきたい。長いシャフトを仮に挿したとしても、長さを合わせるために短くするなら、1インチで5ポイント位軽くなるとの事。そこで、グリップで調整を試みようとすれば、4~5グラムの変化で1ポイント変わるとの事。それじゃグリップなしでもバランスを稼ぐこたぁ出来ないわけで、ヘッドを2g重くしたとするとバランスは1ポイント重くなるらしい。
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ってんで、計算してみましょう。シャフトが長いままでバランスが出たとして、スチールのメダリストはC9程度のオリジナル。ポリッシはC6だった。まずは最低限3ポイント重くするためにグリップは中古のままとして、6gヘッドを重くする必要がある。これはその知り合いの経験則と、一般的な情報からして、カーボンからスチールへ挿し替えた場合、シャフトの重心点がグリップ側へ移動することで、頭は35ポイントは確実に軽くなるとの事。
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ってぇこたぁ、ヘッドにナマリという計算で言うと加えて10gを仕込む必要がある。合計16g以上。これって、結構な量なわけですが、ホーゼルに仕込む量としては釣り用のガン玉錘にしてみれば小指大の大きさかな。ならばシャフト先端に仕込む釘ナマリが必要になるかもしれない。んで、卸屋さんのウェッブカタログを確認してみたら一番長くて重いのが10g。ホーゼルを埋めて、釘ナマリを挿してもなお頭は軽いのかも知れません。ならば、グリップ側でも工夫せにゃならんわけで、軽いグリップを探してみますが、ツアーベルベットとの重量差が10gも軽いものはお手頃ではない。
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こりゃ、クラブ版のフランケンシュタインですな。以前、ゴルププランナーのGP-7のリシャフトはヴァモノスさんへお願いしましたが、こんな工夫をしていただいたわけだ。やっぱ、素人には無理かなぁ。
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