Carbon Shaft
今時にはカーボンフリーなんて環境スローガンがある。温室効果ガスを排出しない運動なわけで、でも時すでに遅しの感もある。春先から30度に至らんとする日が続き、異常気象にも程があるなんて嘆いてみたところで、アチチの日々はまだこれからが本番。
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以前のお仕事でアリゾナの砂漠地帯へ出張に出かけたことがありますが、気温は40度を超え汗はかくものの、その場で乾いて肌が銀粉に覆われた。なんじゃこりゃって驚いてみたら、それは汗の塩分が結晶になったものだった。宿泊していたホテルにはプールがあって、現地で海パンを買い、お仕事が休みの日にひと泳ぎしようかとしたら、ホテルスタッフから止められた。
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ってぇのはプールの水がお湯になっていて、水の冷却装置が朝から回り始めているので、昼まで待ってくれってぇ事だった。手をつっこんで見るとお風呂並みの温度で、それも結構熱め。でもさすがに砂漠地帯、湿度が低くて西部劇の漫画に出てくるようなシャボテンの陰に隠れるなら、何とか過ごせる空気だったのですが、現地人からサラマンダーに気をつけろ言われた。
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いわゆるガラガラヘビですな。飛び退いてエアコンの効いた車に逃げた記憶もある。アラブの国へ出かけたことがあって、こっちも気温が40度を超えんとする気候だった。アリゾナと違って紅海からの風で湿気でベトベト。現地のスタッフの運転する車で仕事場まで往復したのですが、炎天下の昼間はまるでゴーストタウンのようなオフィス街を抜けた。でも、帰りに同じ街を通ったら、どこからこんなに人が湧いて出てのかってぇくらい、往時の銀座のホコ天状態。
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日が高いうちは外出しないのがこの辺りの日常らしい。確かに昼めしを頂いた大きなホールのレストランは誰一人いなくて、でも長テーブルの食堂然とした席が宴会場のように並んでいた。こんな状態で商売になるのかと思ったものですが、夜にはここに人があふれるとの事。ついでに40度は超えませんでしたが、オーストラリアの北の冬も過ごしたことがって、南半球の冬は日本の夏。これも海からの風が吹くと湿気が酷く、実は甲殻類を晩飯に頂いて、見事に当たったことがある。んで、エアコンの効いた部屋だとお腹が冷えすぎちゃうんで、昼間は風の通る日陰で横になっていたのですが、薬の影響でぐっすりと眠った後にはシーツがびしょびしょになった。
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今や日本でもそんな話が生まれそうな昨今。ってんで、ネタは温室効果ガスの話じゃなくて、シャフトの話。ここのところ気になる予算の合いそうな提供がほとんどカーボンシャフトになっちゃったってぇ事なんだなぁ。世代ではブラックシャフトと呼ばれたのがはじめなわけで、でもシェークスピアというブランドが初めてのブラックシャフトを世に送り出したのはFRP、グラスファイバーだった。一般に浸透したのはホンマのご年配向けのブラックシャフト。以降いろんなシャフトが生まれて、当時はスチールよりも数倍高価なものだったはずが、中古では逆転。
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悪くないんですけどねぇ。ブログ主も今に振り回して見たいのはカーボンよりもスチール。カーボンでもいいかってなんると、またぞろ増えちゃうってのも恐ろしいところであります。