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年の大全科ネタが続きます。例によって情報が少なくて正解が分からないままアマチュア観察でブログネタにしてきたのですが、メーカーの広告情報に解説があるならそれが正解に間違いない。今回そんなネタを確認できたのはミズノプロのMS系のアイアン。
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ただし、紙面に掲載されているのはミズノスタッフで、ミズノプロじゃない。81年当時、ミズノはスタッフだったってぇのが確認できたわけで、アメリカ輸出に当たってウィルソンからのクレームでスタッフのモデルネームが使えなかったという話がある。だもんで、このころは国産モデルとして国内専用だったわけだ。それは置いといて、スタッフでもプロと変わらないという前提で話を続けます。
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年のMS系モデルの一覧表にはMS系モデルにはー1とー3にー5があって、ちょいと前に手にしたMS-2は一覧になかった。だとしても、違うモデルコードなわけだから、何かが違うんだろうと観察したのですが、それよりもレンジへ持ち出してみたら、このMS-2がすんごく打ちやすかった。MS-1はストレートネックのフラットソールで腕達者御用達、振ったようにしか球が出ない、
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ある意味スイング矯正クラブでもありました。MS-3はそれにいくらかオフセットが付いたモデルで、だとしてもアマチュアブログ主にはやっぱり教科書通りのスイングを必要とするモデルだった。少し時代が後になりますが、MS-5はウェイト配分が番手で違う設計が異質なモデル。6番はほぼフラットなバックデザインですが、7番から短いモデルはマクレガーの985のような二段バックで、いうなれば高重心になっています。
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番から長い番手はそれが逆転して至極普通に低重心的なデザイン。ここまで工夫が凝らされていれば資料を確認しなくてもそんなモデルかと理解できるものですが、全く資料になかったMS-2がなぜ打ちやすかったのだろうかとしばし悩んでも見たものです。実際にはMS-2は少し短く、同じ番手でもハーフインチほどの違いがある。素人にはそれだけで違うのかもしれませんが、何か他にはないもんかと観察をしたものです。ってんで、81年の大全科にはMS-1からMS-4までの比較一覧表があったわけだ。MS-4にはアイアンはなかったようですが、MS-2はやや丸みのあるコンベンショナルスタイル、MS-1に比べやや長いヘッドスタイルのストレートネックとあった。
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素人観察ではブレードが長いなんてぇのは全く感じませんでしたが、―1やー3のスコッチトウがコンベンショナルであるのはすぐにわかった部分。でも、メーカーが解説するのですから、MS-1よりは長いというブレードに捕まりやすい機能があるのかもしれません。までも、87年にはラインナップになかった事情からすれば、ミズノユーザーには不評だったのかも知れません。ただ、時代を解説する記事には70年代のブームというのは初期の事であって、実はこの80年前後というのは業界からして長い低迷期間にあったという事。フェアの展示ではモデルラインの整理が進み、新製品には目を惹くものが無い年だったとある。
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今では誰も知らないメーカーがたくさんあった年ですが、そんな逆風に耐えられないブランドもあったんでしょう。こんなネタが続きます。

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