Spalding Top Flite Replica
出張前に黒を味わって、11本を楽しみました。ジョニ黒じゃありませんが、マクレガーの限定モデルにはいくつかあった事で、狂乱のクラシッククラブブームの事。当時販売された普通のモデルがこんなセットであることは稀なことです。
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多いのは二鉄がオプション。ドライビングアイアンまで揃えているというのは90年代の資料でもあまり見かけない。下世話に言うと使うための番手というよりは記念モデルのセットといった風情ですね。ただ、イケメン兄ちゃんプロがゼロ番アイアンを使ったことで、ロフトの立った長いアイアンも脚光を浴びたことがある。しかし、そのフォルムは純粋にアイアンとは言えず、中空であったり、アンダースラングの大きなヒールが飛び出したフォルム。それでどれだけ飛ばすのかはプロの世界の話。ブログ主が初めて面と向かったのはホーガンのディケイド。
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どう頑張っても1番と二鉄の飛距離に違いが見えず、思い余ってロフトを計ってみたことがある。そしたらその数字が同じだったなんて顛末で、当時のブランドクオリティーはこんなもんかと納得もしたもの。だとしてもウッドで言うならクリーク並みのロフトで、1番と二番を使い分けるなんてのは持ち主の気分でしかない。その辺は禁断の領域であって、ラウンドでライから直接打つなんてぇのは酔狂でしかない。禁断の領域に入ってはならない正当性を屁理屈で固めています。そんな意識なら、レンジマットからなんて打てなくても当たり前なんてことになる。でもね、そこはせっかくのお遊びレンジ、何とか打ちこなしてみる工夫を重ねたのです。
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ってんで、黒トップの“普通の”番手を楽しむのに球数を重ねた工夫で味わった禁断の領域は、それほど不快でもなかったのです。小さく振るなら打点を喰うし、でも、球筋は低く距離も出ない。気をよくして大きく振れば、当たっても力なく右へふけてゆく。んで、肩が開かないうちにインパクトを心掛けるならたまぁ~に当たるんだな。それでもディケイドと同じように二鉄とそれほど飛距離が変わらない。あえて言うなら落ちてからの転がりが二鉄よりは長いかもしれない。まぁ、ブログ主程度にはそんなもん。ネタにしたPP-7371番アイアンも持ち出したのですが、黒トップの1番アイアンで当たった直後に持ち替えてみたら、こっちはさらに気持ちよく当たっちゃった。
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若干のホーゼルの高さの違いでそんな差も出るのかもしれません。ラウンドで使うなら、ティーショット、ライからは二鉄って使い分けかな。もう一つ書き留めておくべきはウェッジの話。赤トップのピッチングウェッジは当時のスポルディング独特のバックデザインを持っているのですが、この復刻版のピッチングはある意味普通のフォルム。オリジナルは10番という刻印を持っていたらしいのですが、あえて言うならこの辺りが当代アレンジかも知れない。サンドウェッジもこれまた至極標準的なバックデザインで、そのフォルムも特徴はない。
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80年代終わり、3本目のウェッジも行き渡っている時代ですから、長い番手よりもウェッジにこだわるマーケットには保守的なモデルとして大した冒険も出来なかったのかもしれません。までも、ブログ主のフルスイングでも丁度良い重さだし、距離も一定して扱い易い。復刻黒トップのフルフルセットは意外に気を遣わずに持ち出せそうなセットと言えそうです。あ~、そう言えば当初はカーボンシャフトが標準でしたからねぇ。
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