Spalding top flite 61
グダグダを引きずってやっとたどり着いたのが黒トップ。復刻版ではありますが、61年のトップフライトをほぼ忠実に復刻している。この趣味を長いこと楽しんできましたが、基本、復刻版にはオリジナルに当代アレンジが加えられているモノ。マクレガーのVIPはそれぞれのモデルで確実に違うアレンジがあるし、ウィルソンも、その傘下にあったウォルターヘーゲンもオリジナルとは別物であることが多い。
Spalding top flite 61
例えば復刻版のセットに欠番があったとしても、それをオリジナルで補完しようとしても確実に違うフォルムやシルエットがあった。つまり、その逆も同じことでオリジナルのセットに欠番があったとしても復刻版では補完できない。バックデザインはそっくりでも並べてみるならサイズが違うとか、ネックの長さも違っていたり、オフセットが付いていたり、エッジの削りが違うなんてことがあるわけだ。しかし、このスポルディングの復刻版はまだ赤トップでしか比較できていませんが、ヘッドに違いはないように見える。シャフトの世代が違うだけで、昔のまま出てきているように見えるのです。だもんで、赤トップが混合セットだとしても全く違和感ないし、30年近いギャップがあってもアレンジを必要としない完成形だったと言えるのかもしれません。それはまた別のネタに取っておくとして、実は黒トップは初めてではないのです。
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赤トップの7番抜けを何とか探してみようとハゲプロのところで似ているモノを探させてもらったのですが、そこには半端な番手の黒トップやジョニーポットがいて、どちらが赤トップに近いかなんてぇのを試させてもらったことがある。と言ってもハゲプロ動画をご存知なら、あの庭先のネットの前で腰から腰へ振ってみただけ。でもジョニーポットと黒トップには素人でもわかる違いがあって、明らかに黒トップの打点は低かった。赤トップの印象は打単が高いイメージがあったので、迷わずジョニーポットを譲っていただいたのですが、その時の印象がすごく強かった。だもんで、今回もレンジへ持ち出してみて、それを大いに期待していたのです。てな冒頭からすれば当然の通り、そうじゃなかったってぇ流れになる。ただこれもメンタルな話になりそうで、そんなイメージが先行してしまった故にかなり曖昧に振り回してしまったらしい。
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短い番手から振り始めて、どーも手応えが良くなかったってぇのはそんな打点イメージゆえ。それを修正してやっと手応えが良くなってくると右へ飛び出すことが多くなった。ハゲプロにも診ていただいて右荷重のままとか、自分なりに解釈してビハインド・ザ・ボールを意識して気持ち良いことが多くなっていたのですが、それがこの日は全く作用しない。久しぶりに結構球数を費やしてお疲れ気味にかるぅ~く振り回したら、これじゃんってぇ手応えに球筋が出た。えっとぉ~、シャフトの硬度はいかなるものかと確認すればMと表示がある。
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ミディアムという事でしょうが力感を抑えるならよろしいという事なら、ブログ主的にはシャフトが柔らかいという事。するってぇと久しぶりに開けてみた引き出しに、シャフトが柔らかくても同じ力感で楽しむには球を左に寄せてみるというセオリーがある。ヘッドが戻ってくるのが遅いのか、これでやっと狙いの球筋も出た。ハタと気が付けば、打点が低いなんてこたぁ全く意識することも出来ず、しかし、この工夫さえ分かればなかなか扱い易いモデル。
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ミドル番手で気持ちよく当たれば、久しぶりに見るとんでもなく高い球でそれなりの距離に落ちて、人工芝でもトントンッキュゥっと止まった。これは赤トップとも違う球筋。当然に日によって違う素人のスタイルが原因とわかっちゃいても、似た様に見えてやっぱり違うヘッドのデザインでこんな結果になるなんてのが面白いわけですよ。