Honma PP-737 Driving iron
今更の事ですが、ブログ主はこだわってしまうと際限がない。たくさんの情報を仕入れて耳年増になり頭でっかちの状態で現物に触れると、興味が留まることなく資料からの情報が交錯する。出来る限り多くの現物に触れてみたいという欲求は財布事情や生活環境が許す限り大きく広げてきた。
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古いバイクを楽しんでいた時は最大13台を所有し、自分でばらしてレストアして乗り回した。クルマは幸いにも置き場所に余裕がなく、1台に絞って弄り回し、時に道のキャッツアイを乗り越えられないほど車高を落としたこともあるし、サスペンションのセッティングをいじりながらサーキットも楽しんだ。いじり回す工具にも凝りましたねぇ。今では肩身の狭い喫煙者ですが、大学時代からパイプ煙草に凝り、社会人になって海外出張の空き時間にその国のパイプブランドの直販店を訪ねてみた結果数も揃った。大学では当時でも珍しく万年筆でノートを書き溜めていましたが、社会人になって物書きの機会が減っても、書類へのサインは常に万年筆を使った。
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中学受験の合格祝いに親父に買ってもらったフランスのブランドに凝りましたが、日本製はもちろん、やっぱり出張のたびにその国のブランド物を自分へのお土産代わりに買い求めてみたら、これも数が増えた。ブログ主は太字を好み国内にはペン先が細いモノしかなかったんで、欧州ものの日本ではお目にかからない太字のペン先を買い求めてきました。海外に暮らした時にはどうせ持ち帰るならと日常陶器に凝ったことがあり、休暇を利用して老舗の工場を訪ねて現地ならではのモノを購入した。これもカップを二客だけってんじゃなくて、必ず6客にポットとシュガーボールにミルクピッチャーもセットであることがこだわり。
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ものによってはコーヒーポットとティーポットの両方を揃えてみた。お仕事スーツは夏以外はウェストコート、つまりベスト付きのパターンオーダーばかりだったのですが、これは体形が理由。今でもあると思いますが、チェーン展開しているお店ならパターンオーダーも吊るしと変わらない価格だった。そこで凝ってしまったのが懐中時計。ブランド物でも腕時計の10分の一という流通価値もあり、いろいろあります。チェーンも出張の時の蚤の市で骨董を手に入れたり、店主との価格交渉も楽しんだもの。そんなこんなでブログ主の趣向がひとたび堰を切ると必ずと言っていい程愚行が重ねられる。
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ってんで、興味はあるけどその先はこの禁断のエリアであると認識し、一歩を踏み出さずに堪えている領域があるわけです。んで、本題。この趣味で禁断の領域とはまずはパター。アイアンなら一度に最大10本増えるのに対して1本ってぇのいかにも危険です。先日ゴルパで見かけたモノを、送料不要を理由に思わず購入してしまいましたが、まだ耐えられる自信はある。ならば別の禁断領域とは何ぞやってぇと、データにある通り1番アイアン、ドライビングアイアンなわけです。ってんで、先日手にしたホンマのPP737。手にしたところで素人ブログ主にはそうそう扱えるものでないことは承知の上。でもそれが当たったらいかにも楽しい。
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思うにドライビングアイアンそのものはメーカーの用意が無かったものも多く、ならば探してみる道のりも楽しいだろうし、使いこなしてみる工夫もこれまた奥が深そうだ。フルフルセットなぁんて、危うい危うい。他にも手持ちにドライビングアイアンがあるモデルもありますが、二鉄とロフトが同じだったり、モデルのクオリティーによっては魅せクラブといった風情もある。今回はたまたま見かけた流通に手を出しただけですが、はたして禁断領域への一歩なのか、それともネタの屁理屈なのか。どっちでしょうねぇ。