Honma PP-737 Driving iron
いつものネタに戻ります。今のブログ主の居所は昭和40年中ごろからの住宅地。古くからの地元信仰の祠がいくつかあるものの、宮司もいなくて規模も小さく、現代のこの辺りのお祭りは自治会が主催するもので、神様が主役ではない。
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下町に育った頃は近所の神社は商売の稲荷神社で、ゆえに商店からの寄付奉納が古来から豊かで、お神輿は三の宮まであった。そのほかにも子供神輿もあって、太鼓の山車も大きく、紋付き袴にカンカン帽で神輿行脚を先導する神輿委員長は近所のお店の商店主。宮司は白馬に跨り長くて大きい朱の傘を差されていた。出店屋台も豊富でしたねぇ。通りに面した店舗に生活した頃は、二階の座敷から神輿を見学しようとしたら、神様を見下ろしてはいけないと叱られた。典型的な日本人のブログ主として基本は無神論者でありながら、神道ってぇのは日本人にとっては信仰というよりは習慣。向かいの八幡様のお祭りもいつも同じ日程になって、互いの神輿が家の前の大通りで交差する景色は壮観だった。
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隣近所には鳥越の千貫神輿や下谷なんてのもあり、親父の付き合いから宮入を担がせてもらったり、社殿の宴席から眺めたこともある。一つ向こうのお祭りには三社さんもあった。稲荷神社の前には、江戸火消しの伝統を継ぐ鳶の事務所があって、お祭りが近づくと塾通いの道すがら、宮入を先導する木遣りの練習をしている声が聞こえたものです。日焼けしている普通のおじさんがもろ肌をあらわにすると、立派なもんもんが入っていたものですが、鳶の職人さんはそんな方々ってぇのは普通の事。
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家の風呂釜が壊れた時に銭湯へ行けば、そんなおじさんたちがいっぱいいて、全く普通に住民生活をしていたものです。ってんで、そんな昔ばなしはいつもの回顧録。話が飛ぶようですが、バイク趣味で遊んでいた頃、お金持ちのご年配が販売店の主催するツーリングや安全運転週間のパレードにハーレーのFLH系のモデルをドレスアップして参加されていました。その様を当時日本に暮らしていた米国人と一緒に目にした時、彼が思わずコメントしたのが、おぉ~みこぉしぃ~だった。当時も今も米国カルチャーからすればハーレーのカスタムと言えばローライダー、いわゆるキャプテンアメリカのチョッパー系であって、主に警察の白バイだったFLH系が日本でドレスアップを受けるとお神輿に見えたというのが当時の事です。
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バイク知識から言うと細かなコメントが山ほど出てくるものですが、このネタでは置いといて、お神輿はお飾りになることもある。渡御されていなければ神様は社にいて空き家なわけで、地元の信金のロビーに飾られることもある。担ぎ棒を外しておくと意外に小さいものですが、突然このブログネタにリンクさせるなら、お飾りともいえる番手を手にしてしまったわけ。
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見ての通りのホンマPP7371番アイアン。端からお飾りを意識している通り、これがブログ主に使えるかどうかってぇのは棚に上げ、経緯はどうあれ手元にやってきた。前有者の元でも使ったという痕跡は少なく状態は非常に良い。なんつったって、1番アイアンのロフトと長さに加えて、シャフトがX400。果たして球が浮くかどうかなんてぇのは考えたところで、事実は想像の範囲を出ないでしょう。それでも手元にあるPP737とセットにするならフルフルセットがまた一つ完成した。宮司さんに渡御をしてもらって、木遣りに先導してもらえるなら、魂の宿る番手になるはずですが、いつもながらウリャーッと振り回す予定のブログ主。
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おばぁちゃんが呉服屋の付き合いで作るその年の柄の浴衣を着て神酒所で一杯ってのが懐かしい。もちろん一杯じゃぁ終わりませんでしたけどね。

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