MacGregor 945 irons
既に夏日を迎えている昨今、ニャンコ連の換毛が急激に、かつ激しくなった。庭ニャンコの長毛八割れはクビ元がかゆいらしく、毎年ごそっと毛が抜けて、皮膚病かと思うほどですが、既に何年も繰り返している事。
cat in garden
外なら抜けた毛も風に舞い、飛んでいくものでしょうが、室内だとそうはいかない。暖房器具も仕舞い、段ボールのニャンコマンションも畳んで、広くなったリビングにはカーペットが敷いてあって、趣味の何かを新しく迎えると都合の良い広さとなるのですが、いやいや、ニャンコ連の毛に加えて、爪とぎ段ボールの破片が散乱する。これが普通の掃除機じゃ取れるもんじゃない。以前は汎用の吸引気流でタービンを回すブラシヘッドを使ってみたのですが、始めのうちは調子よくてもすぐに絡まって動かなくなる。トルネードタイプの吸引力の強いものにしたいのですが、それも聞くところによると効果はそれほどないらしい。思えばこの掃除機も20年越えのファジーモード付。
MacGregor 945 irons
ファジーって知ってますかねぇ。曖昧ってぇ事なんですが、家電製品にこのネーミングが流行ったのは、強でもないし弱でもない、中でもなく、なんとなく人の肌感覚に近いというモード。もちろん我が家の掃除ではそんなモードを使うことなく、ハイパワー固定。と言っても手元スイッチの接触が悪くなり、既に使い分けできない状態です。今はゴムブラシでカーペットを擦り、浮き出た毛を吸い取るしか方法がありません。これが落ち着くと、今度は梅雨という湿気の季節がやってくるわけで、するてぇと趣味のクラブに曇りが浮いてくる。小窓を開けて風を通すと埃をかぶった上に湿気を纏い始末に悪い。
MacGregor 945 irons
これも毎年の事で、そんなクラブを引き抜いてお手入れしているとまた振り回して見たい衝動に駆られるわけだ。んで、今回ネタはそんな冒頭ネタに若干の関係をこじつけてみるマクレガーの9451956年ごろのモデルであります。これを手にしたのは既にかなり前の事ですが、クラシックなヘッドにモダンなスチールという代物だった。
MacGregor 945 irons
それだけならよかったのですが、きっと元は相当状態が悪かったらしく、ヘッドは大きく研磨されて仕上げは薬品処理の黒メッキ。二鉄は別に仕入れ、これがオリジナルのままだったので、手にしたモデルがフォルムを変えるほど研磨されているのが分かった。その研磨と薬品仕上げの結果か、特徴的なカラコルムも失っていて、補修メッキという手段を知り、銅フェイスを再現してみた。これも過去のネタに詳しくですが、基本黒メッキというのは酸化被膜を化学変化で起こそうというもの。きっと工房さんの作業でしょうが、何年も経過して仕上げは今一。マダラな状態は磨いて酸化被膜を除去することで、ブログ主の持ち物として光らせることにしています。
MacGregor 945 irons
ってんで、一定期間保管すると再び酸化被膜がマダラに発生して、また磨きたくなる。どうせ引っ張り出すならとレンジへ持ち出したってぇのがホントの話ですが、これがねぇ、なかなか厄介なモデルなのでありました。以前の記憶ではレンジマットの芝がはげるほど打ち込まなければ手応えの良いインパクトが出ないものだった。985スタイルの二段バックの中でもこの945は見事な高重心。オリジナルのスチールなら曖昧な機能で弾きが期待できたのかもしれませんが、ダイナミックゴールドになるとちゃんと振らないとあたりゃせん。
MacGregor 945 irons
クラシックヘッドにモダンスチールってぇのはかなり繊細なものになると学習をした一つですが、スイングスタイルはファジーじゃあかんてぇのも痛感したレンジでもありました。

MacGregor 945 irons



MacGregor 945 irons