Joe products
その昔GIジョーっていう男の子向けのお人形さんが売られていた。お人形さん遊びってぇのは女子の遊びだった時代ですが、米国発で男の子にも遊んでもらおうと日本の玩具店に並んでいた。最近あった映画のようなデジタル戦争ではなく、冷戦時代のアメリカ兵の設定。その販売元の企画だと思うのですが、当時リカちゃんとかこのGIジョーにつながる電話ってぇのがあって、風邪で寝込んだ時に電話したことがある。
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すると一方的に話をするリカちゃんやGIジョーが録音で流れて、それをしばし聞くことで想像力をかき立てて満足したものです。販売元の企画ですから、その録音の中には今度発売のなんとかには新兵器の何があって、これで敵をやっつけるぞってなお話で占められる。そう言えば、その昔ゴジラから手紙が届いたこともある。ゴジラが日本語を書けたのかなんてこたぁ気にすることもなく、この夏休みの東映映画で活躍を是非見てくれってなプロモーション。今で言うならどこで個人情報を獲得したのか、小学生の低学年児童に個人あての手紙が届くことなんてなかった頃ですから、衝撃的であったことを覚えております。
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ッてなネタじゃなくって、このブログでジョーと言うならジャンボジェットジョー。ジャンボジェットまでなら時代を反映した巨大旅客機、最先端とイメージを重ねたのですが、三男になってジョーってぇのは、ひねり出した愛称だったのでしょうか。きっとどこかに正確な史実が残っているとか、詳しい方はご存知の事なのかもしれません。それはお任せしますが、この趣味でジョーというと、ジョーパウウェルとジョーフィリップス。こじつけましたが、ジョーパウウェルと言えば長い事マクレガーにいた職人で、後に独立して自らのブランドを立ち上げた。
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契約でダンロップのパーシモンもデザインしていて、ここに持ち出したのがそのドライバー。インサートがブラウンとダークブラウンのアイオマティックですが、これは当時少なくなったペーパーファイバーでオリジナルは白赤白。ネックの糸巻もそれまでの艶のある糸じゃなくて、撚糸になり資料には高級感を演出したとある。
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インサートは日焼けの劣化で白がブラウンに変色していますが、今時のレンジボールでも芯を喰えば、やっぱり手応えは気持ちよい。多くのパーシモンのインサートはABS樹脂をはじめとした石油製品か、ツーピースに対応したという黒一色のカーボン系だった時代。シャフトがダイナミックゴールドのR400でこの日のレンジでは風の影響もあったのかもしれませんが、良く飛んでおりました。
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一方でもう一人のジョーはジョーフィリップス。名前が知られたのは横文字マーケットでのウェッジデザイナーだったようで、ウィルソンのJPカスタムはジョーフィリップスの事。いまだにテキサスラットラーは探し求めておりますが、このトーナメントモデルはテキサスラットラーと見間違えて手にしたものです。ウッドブロスもそうでしたが、この頃にはパーシモンの適切な素材も少なくなり、ソールプレートを持たなくても適度な重さのモノになったらしい。んで、ドライバーならエッジの部分だけを硬い樫で補強をしてある見かけは、最後のパーシモンとして高級品に見えたモノ。
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そんな時代を映して、スペックは上級者向けも多く、この日に持ち出したのはシャフトがプレシジョンのFM7.0。ロフトも絶壁だったりして、全然球が浮かなかった。これも何とか工夫をしてみれば振り切るのがコツ。っていうか、煽って打っていたのかも知れませんが、まだまだスチールシャフトが楽しいブログ主でありました。