Ben Hogan BH Grind
状態の悪いモノを手にしてみるとお手入れに加えて、化粧直しってな作業もあり。でも、ここのところ手にしたものは状態が良いものばかりで、そんな作業とはご無沙汰しちゃっていました。ってんで、久しぶりに状態の悪いホーガンを夜ごとに磨き、挿し色の抜けた刻印を視界に入れてみれば、なんだかぼやけた景色。ならば色挿し作業です。
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お手頃な色差し材料はプラカラー。以前は車のタッチアップペイントや百均のネイルカラーを使いましたが、タッチアップペイントは掘り出し物のアイアンセットと変わらないコストだったし、ネイルカラーは微妙な色ばかりで、透明性の高いものも多い。するってぇと、色を挿しても重い通りの色が出ないこともあって、プラカラーがコストも量も丁度よい。ただ難点は、思い立っても買いに出かけるのが面倒。タッチアップペイントは車の用品屋さんやホームセンターにあって、クルマで買いに出られる。近所の百均も駐車場が十分な広さのショッピングセンターにある。でもプラカラーは専門店にあって、近所では駅に近い何とかカメラのホビーコーナーにある。
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ここは車で行くところじゃないし、駐車場があっても狭くて高い。提携の駐車場だとプラカラーひとつ買う程度では無料割引分に届かない。という事で、プラカラーを補充となればお仕事の帰りにチョイと足を延ばして買いに行くことになるのです。通販っていう手もありますが、送料が付きもの。通勤定期で足を延ばす方が送料よりはいくらかお手頃。なんだか、貧乏趣味が小銭にこだわっているような気もしますが、プラカラーなら選択の幅が広くて、選ぶ楽しみもある。この趣味で見かけるのは、刻印の色を綺麗に抜いて楽しむ方法もあるらしい。でも、ブログ主の記憶には、当時のオリジナルのイメージが残るもの。
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ホーガンなら、番手表示は赤。横文字ではサンバーストと呼ばれる太陽のようなロゴの真ん中にBHとある刻印は、周囲が金で、BHは赤。資料に見かけるグラインドの刻印は赤でした。ってぇ事で、オリジナルのイメージ通りに色を挿すことが多いのですが、オリジナルを知りながら他の色を挿すという冒険はなかなか出来ないもの。他の色を挿してみようとした事もありますが、なんだか安っぽく見えてくるのはブログ主のセンスの問題かもしれない。屁理屈を重ねるなら、ブランドのイメージがあれば、それを維持しておきたい。
Ben Hogan BH Grind
例えば、ドイツのバイエルンに本拠を置くクルマのメーカーは、クルマブランドとしては珍しく白と青の色をブランドロゴに使っている。多くのメーカーはコストも視野に入れてクロームのロゴですが、カスタムパーツには白と赤とか、白と黒なんてぇのもある。オーナーが個性を主張するのは自由ですが、キラキラのクリスタルを埋め込んだのもあるし、白と緑なんてぇと、オーストリアのスタイヤープフのブランドロゴに似る。ブログ主にはこれがどぉ~も偽物に思えて仕方がない。
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エセものという遊びもありますが、一時期とても流行ったバイクのカスタムに、ヤマハのSRという単気筒バイクをBSAAJSといった伝統的な英国バイクに見せる手法があった。当時レストア趣味のブログ主からすると友人の本物に触れる機会があって、高価なアルミタンクに換装したSRはレプリカでもなく、エセものだよなぁって思った。ってんで、一つ気になるのですが、ホーゼルのトップにあるドットには何か意味があるんだろうか。二鉄には赤い色が挿してあるのですが、アンカー止めの穴じゃぁ無い。ステンじゃないんでライ角表示じゃないと思うのですが、までも、オリジナルってやっぱりよくできているもんだなぁと思っちゃうブログ主なのでありました。