Golden Ram irons
ラムの二鉄がちゃんと当たらなかったのはなんでか。似た様なデザインのラムなら、まともに打てることがあったはずなんですがね。地下鉄の車両はどこから入れたのか、考えると夜も眠れなくなっちゃう、なんて、知らないでしょうけど、似た様な感情を抱くもの。
Golden Ram irons
他に手にしているラムはどんなモデルがあったのか。サークルラム、プロクラシックリミテッドは既に語りましたが、それが他と何が違うのか。一般的にはネックのフォルムによるプログレッションの違いとか、ヒールの研磨の違いでライ角に影響するとかが違いの要素。でも当時ラムが広告に掲載していたのは、ほんのちょっとだけ微妙に違うフェイスのフォルム。同年式同志でTWカスタムをプロツアーと比べてみるならスコッチ気味なのがTWでトウが高い。でもプロツアーにはキャンバーソールと刻印あって、ソールのフォルムが違う。
Golden Ram irons
試してみるのはレンジのマットですから、ちょっとでもリーディングエッジが丸くされていると、確かに抜けが違うように感じることも多いのです。プロツアーは80年代当初にジャンボプロがスランプから抜け出すきっかけになったモデルとも伝わっていて、久しぶりにトーナメントでの好成績を記録した時にバックに収まっていたと言われます。
Golden Ram irons
パワービルトからブリヂストンを使ったイメージが強烈ですが、ストロークで生活をするプロにとってはスランプからの脱出には何でも試してみたというところでしょうか。当時、輸入元がどこがどう違うと解説していたのはこのTWカスタムとプロツアーだけ。他にもツアーグランドがあったのですが、ラムとしては普及モデルに位置していたらしい。
Golden Ram irons
ついでに言うと、同じモデルでも年式違いなんてぇのがあるようで、ヒールの研磨が違うモデルもある。シャフトは多くがダイナミックの時代もので、ブログ主的には好印象ばかり、しかし、こないだのサークルラムはラムオリジナルシャフト。ただし、プロクラシックリミテッドよりは古い70年代のモデルのようで、手作りかどうかは別にしてシリアルナンバーも入っていない。勝手な想像では、このサークルラムが独自なデザインの初期なんじゃないかと考える。ってぇこたぁ、先日の周辺情報でネタにした通り、このモデルから不具合を徐々に解消しアレンジ、だんだんと認められるようになってワトソンも使い、アメリカの女子プロにはツアーグラインドが普及した。
Golden Ram irons
同じように勝手に解釈していますが、プロクラシックリミテッドは、それぞれの良いとこ取りでソールはフラットじゃないし、キャンバーとも言えない。ヒールの落とし方とか、部分部分でいろんなモデルに似ている。ただ、横文字流通を見ていても、プロクラシックリミテッドというのは見かけることもなく、もしかしたら狂乱ブームの時に高級品ばかりを扱った輸入元が企画した日本独自のモデルなのかもしれない。
Golden Ram irons
たまたまブログ主の経験からプロクラシックリミテッドを手にして、この趣味でこんなことに発展しちゃいましたが、素人のブログ主にはいらぬ情報が蓄積するばかりだった。意識して振り回したところで、あぁ確かに~、ってなることなどほとんどなく、でもそれが楽しめちゃう。
Golden Ram irons
本音を言うなら、プロツアーはこんだけ手元にいろんなものがあっても、流通に現れるならぜひ手にしてみたいというモデルの一つ。最近ね…、っていう話は置いといて、オリジナルと思われるサークルラムのシャフトが軽量シャフトであることや、実はグリップがカピカピなんてところに原因を求めてしまう、翌日のネタでした。

Golden Ram irons