persimmon woods
前回ネタでパーシモン流行事情を語ってみた。思えば遠くへは来ていませんが、ブログ主が目を皿にして探していた頃は提供が稀だった。その数年前は、既に廃棄物という扱いで、瑠璃も玻璃も混交で再販の価値を認められていなかった時代がある。
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そんな時はリサイクルショップの片隅や、当時は珍しかった個人経営の工房を兼ねた中古ショップの店先で見つけるものだった。つまりは、出向いた先で目にするモノ。この趣味で見てもジャンク以下、廃棄ものってぇのが山のようにあったし、でもそれを詳しく見るなら草臥れてはいても珠玉の50年代ものが混じっていたものです。それもブログ主の知るショップを一巡してお宝を引き取ってみれば、その次が現れることもなかった。並行してネットの検索も継続しながらも、こちらも世間の価値観が似た様なものだった。
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つまりはそんな認識のパーシモンをネットに提供したところで、たぶん手数料とかを差し引くなら小遣いも稼げなかったんでしょう。その頃のネット流通では、ほぼ決まった提供者がジャンクで大量に引き取ってきたであろうあまり程度のよろしくないものが、今では手を出さない価値で提供されていた。その中から多くのパーシモンを手にしてきましたけどね。
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ただ、この中には名前が残るモデルとかは一切なかったし、多くが積層ヘッド。そんな時代にこれはぁってぇのを見つけると、いくつかのパーシモンをまとめて掲出されていたりして、提供価値はかなり強気だった。ただ、個別に確認するなら、これはってぇのがその中にあったりして、実際手を出してきました。
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するってぇと、ほとんどがドライバーの事が多く、ブログ主としてはセッティングとしてロフトの流れがマッチしている同じモデルのフェアウェイウッドも揃えたかった。これがとぉ~っても難儀でしたねぇ。一方で、横文字流通にも手を出したりして、かなり精力的にいろいろと機会を探ったものです。それが今じゃぁってのが前回のネタですわ。
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ブログ主世代の印象ではホンマなんかは、ディスカウントショップの換金ものとして、仰々しく展示された並行輸入のメタルヘッドから遠く離れた隅の方にたくさん並んでいたもの。シャフトは多くがスチールで、ヘッドは高級モデル用の素材を抜いた後の汎用レベルのヘッド。一度引き抜いたら元に戻すのが面倒なくらいギュウギュウに筒に詰め込まれていて、この趣味に至る前の時代では、今更パーシモンじゃないだろうってぇ感覚。
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ただし、その中に紛れていたのが今ではブログ主がイザという時に持ち出すアメリカンレプリカ、ニュークラシックのM85でしたけどねぇ。今の流通を見るなら、そんな苦労をしなくともいくらでも見つかるようになった。つまりは手数料が差し引かれてもちゃんと小銭が残る価値で流通するようになったわけだし、高い価値で取引されそうなモデルは転売ヤーにも知れ渡ったという現代なわけだ。提供側にとってはそれまで廃棄処分に困っていたものが流通価値を生んだ一方で、パーシモンのそれなりのモデルを探そうとしたら多くの提供から気に入ったものを選ぶこともできるようになったのかも知れない。
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時々、クラシックブームの頃に多分海外から専門店により中古輸入された希少なものをトンデモない価値で当時手にした方が換金を試みている提供もある。残念ながら応札されていないようですが、これは知らない時代のモノだからこそ、現代には新鮮という感覚なんですかね。